星を繋ぐ猫達 《第9章③ ナタトリアからの伝言》
10月に入り、暑いのと寒いのが繰り返し、おまけに夏の猛暑で育たなかった庭の茗荷が、今頃になって、収穫できてしまうと言う…
そして、そろそろ来年の個展の構想が浮かびはじめて来ました。
さて、来年は、どんな作品達が出てくるのでしょう?
本日の画像は、瀬戸市招き猫まつり「日本招き猫100人展」出展作品「百喜夜光>ひゃっきやこう<」上段の作品、神仏猫達の大行進です。いろんな国の神様達を猫で、表現しています。
この作品は、10月13日(土)~28日(日)
北鎌倉古民家ミュージアムにて巡回展でも展示されます。もし、お近くにお立ち寄りの際は、足をお運びくださいましたら幸いです。
会場となるミュージアムは、とっても素敵な所ですよ~。
では、続きをお楽しみください。
《第9章③ ナタトリアからの伝言》
猫沢さん達が、出会った、ナタトリアの民、彼等は、バミューダ海域の海底に住む民族であり、地球人達とは全く異なる環境に住む、価値観を持つ生命体。
彼等は、大昔に、かつて、地上で栄えた、ある文明の末裔の一部の民族…高度な文明と科学を持ちながら、自らの力で、自らを滅ぼしてしまいました。
生き残った彼等は、海底地下に都市を創り、地上の民を見守りながら、生きているのです。
バミューダ海域付近で、起きた現象は、地球上に起こった磁場の変化の影響で、大きく時空が大きく歪んでいるのです。
今まで、平穏だった海域が、異常に荒れ狂い、墜落事故や転覆事故、行方知れずの機体や船が増えた事、空路や海路がネジ曲がり…まるでバグったコンピューター画面のように映る衛星写真は、ある情報機関が記録しているにも関わらず、人類には、一切公開されず。小さな事故のニュースとして、取り上げられては、いつの間にか、煙のように消えている、と、言う現象が起きているのです。
作者は、猫沢さんからの地球調査の記録を、受け取るのですが、驚くことも少なくありません。
地球とは、どんな星であるかと説明されている、教科書で習った事とかけ離れているのですから…
そんな私達を、ナタトリアの人達は、どう思っているのか…
猫沢さんは、地上の地球人達に託した伝言を、持ち帰ってきました。
そこには…あるメッセージが…
「地球人達よ
耳を澄ませ
星と大地の声を聞け
原初の火を焚け
瞳の奥に眠る
凍てついた 炎を解き放て
心を研ぎ澄ませ
切り離された 己を救い出せ
血潮に刻まれし 太古の記憶を思い出せ」
と言う、まるで、ファンタジー映画にでも出てくるような言葉達
テラのコア…地球の意識体からのメッセージです。
猫沢さんいわく、身の回りに溢れる様々な情報は、カルカナルからなのか、テラからなのか、見抜く力を身に付けよ。と言うのです。
どうしたら良いのか?と質問すると、ストーンブロックが含まれる物質を、取り込まない事が、手っ取り早いと、答えてくれました。
ですが、正直、完全に防ぐのは無理です。心折れます。と、返すと、
ならば、ストーンブロックが、体内に入っても、すぐに外に出せる位の体を作りなさい。と…
そう簡単に言うのですが、調べれば調べるほど、防ぎきれないように思えて、弱気になるレベルです。
うなだれる作者に、猫庭博士が、ヒントをくれました。相変わらず天使のように可愛らしい猫庭博士、猫沢さんが、小さい頃に、猫庭博士の事を女の子だと勘違いしていたのも納得します。
彼は、調査隊メンバーの中で、一際目立つ存在。過去の、カンタスカラーナの悲劇を、深く知る猫の一人なのですから…
[つづく]
(※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。
物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。
そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)
2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。
猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)
※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)
(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)
0コメント