福ねこ屋.猫絵師ちさと

ご訪問ありがとうございます。猫絵作家の『ちさと』です。岐阜を中心に作品展やイベント参加しています。

2004年より、ギャラリーディマーシュにて初個展と同時に本格的に猫作家として活動を開始

地元数店のお店にポストカード等委託開始

毎年、数回の個展や、グループ展を地元ギャラリーにて参加や開催

だいたい毎年、名古屋クリエイターズマーケット出展

岐阜県多治見市の酒蔵「三千盛」蔵開きイベントにて、ライブペイント

岐阜県東白川村「森の美術展」出展(屋外、森林にて展示)

2011年、2012年 愛知県瀬戸

記事一覧(112)

星を繋ぐ猫達 《第11章① イクサフィーゴの謎》

もうすぐ平成が終わりますね。新しい元号、歴史的大イベントを経験する私達は、とても幸運なのかもしれません…。画像は、チャット博士と、猫の星のイクサフィーゴです。エネルギーを生産し、猫達の生活を支えています。彼の名前は「シヴァ2世」本体の「シヴァ」の細胞を取り出し造り出したクローン体です。生まれて地球時間で30年、体は巨大ですが、まっさらな子供です。では、物語の続きをお楽しみください。《第11章① イクサフィーゴの謎》ループ次元で、あわあわする作者を置き去り、猫達全クルーは、寅次郎博士の元に到着します。「あ、猫君達!」庭の植物に水やりをしていた寅次郎博士が、水を止めホース片手にやって来ました。「イクサフィーゴに変化が現れたと聞き、飛んできました」「あぁ」猫達を、大広間に通しますと、「なんと!」猫達は、目を丸くしました。「いったいこれは…」「君達は、以前、彼等を養殖していたと言っていたね?」「はい…養殖と言うかクローン養殖ですが…」猫沢さんは、イクサフィーゴ達を見つめながら言いました。「こんな事は、私が彼等と旅をしてきて、はじめての事なんだ…」なんと、3メートル弱の培養器の中で、小さいと言っても、イルカほどのサイズの黄金の稚魚が1体、泳いでいました。産み落とされた。と、言った方が、よいのでしょうか…?「私は、正直、彼等の生態を、よく知らないんだ…グランティオス時代の「私」なら、知っているだろうが…今の「私」には、解らない…」いつも冷静な寅次郎博士が、困惑気味で、猫達は、心配そうに見つめます。すると、チャット博士が、「私は以前、彼等の養殖研究に携わった事があります。彼等には性別と言う概念はありません。個体を産み出したのは「分身」と言うか…記憶と意思を継続したままの「生まれ変わり」です」「生まれ変わり…?」「彼等は、肉体の細胞分裂の寿命に近づくと体内に複製体を創り、新たな肉体に移ります。私達は、これを「生まれ変わり」と表現していますが、永き命の器を維持していくためのボディと考えています。ですが、クローン養殖で造り出した個体達は、オリジナルよりも寿命が短かく短期間で生まれ変わりを繰り返し、やがて、光となって還っていきました…」「ほう、そうだったのか…」寅次郎博士は、元気に泳ぎ回るイクサフィーゴを、静かに見つめていました。すると、猫谷エンジニアが、質問します。「チャット博士、あのシヴァ2世は…?クローンと聞いているが?」「彼は特別です。まだ、一度も「生まれ変わり」を起こしていません。限りなくオリジナルに近い個体で、本体の初代シヴァも健在です」「では、私達の住居エリアに取り付けられている、超ミニイクサフィーゴは?彼等は生まれ変わるのか?」猫谷エンジニアが、不思議そうに見つめました。「彼等は、別のエネルギー宇宙魚の掛け合わせで、一代限り、何年かに1度、取り替えてるはずです」「知らなかった…そう言えば、子供の頃、父が、外したミニイクサフィーゴ達を「空に還す」と言って、培養器から取り出し光になって消えたのを見たことある…」「特殊捜査官のあなたも知らない事があるのですね。無理もありません。エネルギー部門は、猫居グループのチームが担当してますし、養殖イクサフィーゴの管理は、一部の猫達が請け負っています」チャット博士が、ニコリと微笑みました。「そうか、そう言う事か…私の父は、その一部の猫達だったのか…気がつかなかった」「あなたと同じ、特殊任務ですからね。猫達の住居の近くに配電盤のような物が設置してあるでしょ?そこに各住居に繋がる超ミニイクサフィーゴ達が組み込まれていて、ライセンスを持った猫達が定期的に交換してます」「ほーう」猫谷エンジニアは、深く頷きながら納得しました。「…すると、この大きな個体は既に脱け殻なのか…?」寅次郎博士は、イクサフィーゴの鱗の変色に気がつきました。白くなっているのです。「…はい、このままにしておいても、徐々に自然と姿は消えていきます。培養器から出してしまうと、すぐに光の粒となって飛んでいってしまいますが…」チャット博士の言葉に、寅次郎博士は、即座に「このままでいい…」と答えました。「イクサフィーゴの寿命は、はるか永く、遺伝子にプログラムされた回数の「生まれ変わり」を終えると、宇宙に還っていくようです。寅次郎博士が連れているイクサフィーゴ達は、最も古く長寿の種族のようです」「そんな事まで解っているのかい?」「はい、幼い頃、イクサフィーゴ達に聞きました」チャット博士は、ニコッとしました。彼は、小さい頃から、イクサフィーゴと会話する能力を持っています。彼等は、元々、戦闘種族のイクサフィーゴ、現在、地球にいるイクサフィーゴ達は、イルカ等と同じ、心優しい守護的な存在です。寅次郎博士が連れているのは、勇敢な戦士達、かつての生まれ故郷星では、かなり気性が荒かったそうです。そんな彼等が、地球に渡り、グランティオス時代から彼を守っていたと言うのですが、その経緯は詳しくは分からないと、チャット博士は、彼等から聞いた話を、ようやく、皆に話してくれたのでした。遥か昔の、寅次郎博士とイクサフィーゴの間には、何があったのか…偶然、博士の家を訪れた千寿氏から、残りのイクサフィーゴ1体とオーパーツの情報が入ったと知らせを受けた猫達は、緊急合同会議を開く事に…博士は、自家製カリカリを、皿に盛り、美味しいお茶を入れ、連日、調査に勤しむ猫達の、労をねぎらいます。寅次郎博士率いる[橋渡しの民]の任務は、水面下で進んでいます。猫達の協力で、20年以上のタイムラグが縮み、カルカナルのループ次元を抜け出し始めた人達が増えてきたと言う、うれしい報告もチラホラとあるようです。これを書いてる作者の、2016年現在は、ループ次元を選んでしまったので、何かしらの困難に見舞われると言うのですが、当時の当の作者は、気づいていません。猫沢さんからは、現在の2019年時点で、これを書いている作者に、2016年の作者に、コンタクトを取るようにとアドバイスを受けましたが、いまいち、要領が解りませんが、やってみる事にしてみたのです。過去の「自分」に呼び掛けろ。と言うのは、どういう意味なのか…?とりあえず、当時の自分に「何が起きても落ち着いて行動し、カルカナルの幻想に惑わされない事」と言うメッセージを、送り続ける事となったのです。さて、どうなることやら…?そして、イクサフィーゴは4体揃うのでしょうか?[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月19日(金)~7月31日(水)、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)      

星を繋ぐ猫達 《第10章⑥ 重なり合う世界 》

少し間が空いてしまいました。ようやく更新できまして、お待たせいたしました。画像は、2016年の個展作品、子猫時代の猫沢さんです、ケイオスさんの奏でる音楽にうっとりしています。かわいいですね。では、続きをお楽しみください。《第10章⑥ 重なり合う世界》作者は、2016年の個展を終え戻ってきた作品達を眺めていました。彼等が、いきなり、目の前に現れたのは2013年の春、気がついたら、3年の月日が経っていました…。服を着た猫とロボット猫が、SF小説のように現れた日彼等は、膨大な知識と叡智をたずさえ、ここに舞い降りましたが、あまりにも、理解力の乏しい地球人達に、やきもきしているのです…。作者の知能レベルは、星の子猫にも満たないレベル、彼等は、子猫にでも教えるように、接してくれているのです。それもそのはず、カルカナルのシステムに飲み込まれ、組み込まれた地球人達は、エネルギー供給の為の製造機、その為、造られた概念を刷り込み、あらゆる思考や能力を抑え込まれているのですから、仕方ありません。何も知らなくても良いのですから…ましてや、余計な知恵など付いて、カルカナルの存在などに気づかれては、厄介です。作者も、その中の一人、このシステムの中の歯車として生存しているのです。古代地球人の知恵や叡智も、優れた技能も思想も、カルカナルによって、歪められ、造り込まれた仕組みの中が、正しき道と、信じこまされていると、猫達は、懸命に、作者に語りかけるのです。そして、そろそろ、カルカナルが創造したループ次元での戯れから、抜け出さなくてはいけない…と…意味が分かりません。渦中の作者には、それが、理解できません。遊んでる訳じゃない。と、反論しようにも、的確な言葉が見つからず出てきません。リアル世界での作者は、毎日、雑多な空間で感情や思考を止め、黙々と仕事をこなし、合間に、作品を仕上げると言うリズムを繰り返し過ごしています。このルーチンワークを、不満に感じていない…と言うのは嘘かもしれません。ただ、その空間で繰り広げられる人々の振る舞いに、一瞬、シンジラレナイ光景を、目の当たりにすると同時に、猫沢さん達が言う、ストーンブロックの影響で起きると想定される、地球人達の異常な行動に、当てはまる事に、気づき始めたのも、この頃です。猫達からは、「カルカナルのコントロールされた食品や環境で、中枢神経に異常をきたし、狭い視野と思考に追いやられ囚われ、攻撃性を増したテラビト達は、身近な標的を探し、怒りや不満の捌け口にする。ここは負のエネルギーが溜まりやすい、早く、ここから、離れなくては、ストーンブロックの蓄積が加速してしまう」と、警告を受けているのです。ですが、当時の作者には、イマイチ、ピンと来ないのです。だって、生活するために、お金は必要だし、慣れた仕事を淡々と、こなした方が、良いじゃない?今さら、1から、別の環境で仕事覚えるのってめんどくさいし…作品が、作れればいい。と、思っていたのです。猫沢さんは、呆れながら、「今は、まだ、耐えられるでしょう…しかし、居続ければ状況は悪化しますよ」作者は、状況が、よく飲み込めていません。先程から出てくる言葉、ループ次元、一体何なのか?と訪ねると、「テラビト達をカルカナルの世界に繋ぎ止める為の環境です。この、次元の中に居れば、一定の安定感を得ることは可能ですが、テラビト本来の、心を奪い去ります。あなたのいる所は、それに適した場所です」作者は、疑いました。ここが、彼等のエネルギーを量産させるファクトリーの中に組み込まれてる事実に、気持ちが動転しました。「あなたは、長年の誤った食生活で、いつ何らかの病気が発症してもおかしくない状況です。改善食で多少、ましにはなりましたが…到底追い付きません。そして、今回、この次元を選んだ、と、言うことは、とても危険なんです。チャンスを見つけたら思い切り飛び越えて行ってください」「猫沢さん、ループ次元とやらを抜けるにはどうしたら良いのですか…?」「感覚を研ぎ澄まし、自身の心に耳を傾け進むべき方向に意識を向けるのです。この世界は、あなたが思っているほど狭くありません。視野を広げてみてください。重なり合う、あちら側の次元に存在する「あなた」にアクセスするのです」そう言うと、猫沢さんは、無数のシャボン玉のような物体を空間に放ちました。そこには、様々な作者の姿が映し出されています。「これは?」「あなたの前後左右に存在する平行次元のひとかけらです。ここにいる「あなた」は、どこの「あなた」にもなれる可能性を持っている。好きな場面を選びなさい」「選ぶ?」「そうです」作者は、迷います。ふと、球体の中に、大きな作品を持った自分が見えました。見たことない描いたこともない作品です。吸い込まれるように指を指すと、球体達は、パッと消え、猫沢さんの肉球の上に、黄いみがかった水晶のような物が、現れました。「これで、プログラミング完了しました」「一体、どういう事でしょうか?」「これを、身に付けて過ごしてみてください」「え?なんですか?これは?」「尻叩きの石(意思)です」「尻叩き…?」「この石は、先程選んだ目的地の「あなた」の元に「あなた」を連れて行きますが、手段を選びませんので気を付けて下さい」「どういう事ですか?」「内緒です。自力で頑張って下さい」猫沢さんは、ニコッとして、作者に石を手渡すと、ちょこんと猫ソファーに座り、寅次郎博士と、楽しげに交信をはじめていました。手段を選ばない。とは、一体、何が起こるのだろう?と…さっき見た球体の中の作者は、あちらの次元の作者と言うけれど…?作者は後日、手渡された石を、友人の経営する店で、ペンダントに加工してもらったのです。友人は、笑いながら言います。「シトリンね。随分、強い石を選んだのねぇ」と…作者は、彼女の言う「強い石」の意味にピンと来ませんでしたが、御守り替わりになりそうだ♪と出掛ける時には、身に付ける事にしてみたのです。その様子を、ニャンタープライズ号のモニターから見守る猫達がいました。「猫沢博士、これで、私達と1号のコンタクトコード切断は回避出来そうですね」花音さんが、安心した表情を見せました。「一時しのぎにすぎないが、コンタクトは継続できる。あとは、1号自身のメンタル次第だな…持ちこたえてくれるといいが…」「猫沢博士、イクサフィーゴ達に変化が現れたそうです。寅次郎博士の所へ急ぎましょう」アクア操縦士が、そう言うと、操縦室へと向かいました。その頃、作者は、再び、同じ次元での生活を繰り返しつつ、次の年の個展についてテーマを考えていました。その時、ようやく、自身が、丸い猫型生命体と、コンタクトが出来ていない事に気づいたのです。「あれ?仏猫達が描けない!?筆が動かない?」動揺する作者、神仏の作品を描く時は、修行僧モードに切り替えるのですが、うまくいきません。作品は、精神状態が現れると言います。2016年現在の作者は、仕事場への大きな不信感と不安でバランスが欠けています。心がブレて調わないのです。かろうじて、猫沢さん達は、描けるようです。サンプル1号の運命はいかに!?[第10章 おわり] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月19日(金)~7月30日(水)、幻想の魚の秘密.第6弾「森羅万象のニャー」展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)   

星を繋ぐ猫達 《第10章⑤ ループ次元》

なんと、当ブログ小説「幻想の魚の秘密」シリーズが、公式ハッシュタグランキングなるものに入りました。読んでくださってる方々、ありがとうございます。画像は、2016年の個展の案内DMと、個展の様子です。では、続きをお楽しみください。《第10章⑤ ループ次元》2016年の初夏、リアル世界での作者の悩みは締め付けられ、もがきながらも、描き上げた作品を、岐阜の自宅から、東京へ宅配搬入し終えました。この時の作者の疲労感は、半端ではなかったのです…。搬入後はフラフラになり、コメダ珈琲の、シロノワールを食べに行ってしまいました。作品達は、無事に展示されましたが、闇を放出したせいか、案の定、威圧感が濃厚になり、ギャラリースペースは、重々しい雰囲気です。そんな事は、お構いなしと、冷静な猫沢さん達は、いつものように、設置された額縁次元に入り、来場者を観察しています。事情を知る馴染みの客人達に、励ましの言葉を貰ったり、ギャラリー店長には「環境を変えなさい…」と、心配されてしまう始末です。当時の作者は、闇を出し切ったつもりでしたが、これは、ほんの一部でしかありません…。猫沢さんは、猫庭博士と、作者の様子を観察しながら、「猫沢博士、サンプル1号の、メンタル限界値は、とうに越えてますね…更に重りを付けて生きてるように思います…なぜ、あの時、あちらの次元に進まなかったのでしょう?」猫庭博士は、心配そうに見つめます。「ヒドイ思い込みに陥り、心の臓の「自分」を無視し続け、頭の中の「自分」が、自滅に向かおうとしている…非常にあぶない…1度倒れた時に、体内の栄養素達が削げ落ちている。その隙間に、ストーンブロックが、どんどん蓄積していく…脳と腸の回路回復が必要だ」猫沢さんは、作者の、頭と心と腸の回路が断線している事に、気づいていました。もちろん、作者は、気づいていません。在廊を終えた作者は、宿で、猫沢さん達と、話し合いをします。「今回の展示…やっぱり、ダメでしたかね…?」作者は、ションボリ反省会を繰り広げます。「そんな事は、ありませんよ。あれも、あなたの心の一部なのですから、時が経てば、作品は変化を遂げます。気にしてはいけませんよ」猫庭博士は、優しく答えました。猫沢さんと、年齢は同じくらい(テラビト年齢だと還暦辺りに相当します)なのですが、随分と若く見えるのは、彼の家庭が、カルカナル食品や商品を一切、摂取しなかったからだと言うのです。昔、猫庭少年は、猫沢少年から、カルカナルのお菓子を貰って口に入れた時、拒絶反応を起こし倒れています。それを見た、猫沢少年は、真っ青になりました。幸い、命に別状は、ありませんでしたが、カルカナルの恐ろしさを垣間見た猫沢少年の心は、ヨロヨロになったのです。猫庭博士の祖父の十三郎は、虎之助博士(現在の寅次郎博士)の弟子であり後継者。彼は、その血を受け継ぐ猫なのです。猫沢さんは、悩む作者に、小さなヒントを、教えてくれました。「猫沢さん、脳と腸を繋げって?どういう意味ですか?」「現在の、テラビト達は、脳と腸と心臓の回路が切られた状態で生きています。物理的には臓器としての役割の神経は繋がってますがね…」「そりゃ、物理的に繋がってないと死んでますよ。いまいち、意味が分かりません」「でしょうね。あなたは、現在、修復中の身です。造血機能の劣化を感知しました。頻繁に貧血を起こす原因を調べてください。血を造り出す機能を回復させない事には、先に進めません」「一応、動物性タンパク質を増やしてみたんですが、いまいち、効果が分かりません…」「まだ、始めたばかりですから仕方ありませんよ。しばらくの間、多目に摂取を意識してください。崩れた土台を再構築させるには材料が、必要です」「材料…?」「今のアナタの体内で起きているのは、生存機能の基礎となるホログラムボディの欠損です。食べた物が材料となり体を作ります。ホログラムボディ灯影に必要な、ミトコンドリアのエネルギーを蓄え、バイオフォトンを調えて下さい」「私の場合は、動物性が必要なのですね」「そうです。幼い頃の食生活が、腸内細菌の構成しています。それを参考にしてください」「そうですね…私は小さい頃から、動物性タンパク質を多く摂取していました。これは、人によって違いますよね?」「もちろんです。皆、全て同じ腸内環境はありません。改善方法は千差万別オーダーメイドです。動物性に頼らなくても良いテラビトもいます」「ところで、猫沢さん、脳と腸って、どうやって繋がってるんですか?」作者の、幼い質問に、猫沢さんは、やれやれ、と言う表情を浮かべ「あなたは、ヒノモトの言葉で「腹を決める、腹黒い、腹を探る、腹を割る、腹をすえる」と言うのが、あるでしょう?昔のヒノモトの民は、知っていたんですよ…」「何をですか?」「腸内ニューロンの存在です」「脳と同じと言う意味ですか?」「そうです。脳と腸は、考えている事は違います。あなたの脳が、食べたいと思って食べた物質が、腸にとっては、劇物である事を脳は知りません。脳は快楽を求めますから、腸に有害でも、脳は、その有害物質が放つ快楽物質で、報酬回路と言う部分を活性化させ「幸せ」と言う感覚を味わうのです」「例えば、その物質は?」「白米や小麦粉や砂糖などの糖質です。これらの物質は、摂取すると、即座に脳に運ばれ、一気に血糖値が上昇し元気が出ます。そして幸福感に満たされ満足します」「確かに、パンやご飯や甘いものは、食べた瞬間、元気になりますね」「しかし、数時間もたたずにエネルギーを消費し、血糖値が下がります。度を越えれば、低血糖でフラフラになり、再び、糖質を摂取し回復させ、アップダウンを繰り返すのが日常でしょう。そこに、本来なら、あなたの腸に不向きと思われる物質があります」「小麦粉ですね。私、以前、ラーメン、パスタ、菓子パン等が大好きで、しょっちゅう食べてたんですが、何故か、調子が悪くて…遅延アレルギーについて調べてみたのですが…症状が似てるんです。あ、もしかして…?」作者は、ハッとしました。「その、もしかしてです」猫沢さんは、ポンと肉球を叩きました。「脳は、小麦粉食品の美味しいことを知っています。成分の中には、脳に快楽物質を放出する物質が、入っています。ところが、腸にとってはリスクが高いのです。しかし、機能が混乱し脳に摂取を止めるよう、信号を送れません…」「と言うことは…腸が壊れたら、ヤバイんじゃ…?」「ヤバイなんてもんじゃありませんよ。脳の命令が優勢になり過ぎて混乱してしまうんですから」「それって、カルカナルにとって好条件ですね…」「小麦粉は、一例です。小麦粉は長年の遺伝子組み換え技術と残留化学物質で、腸にとって過酷な食べ物になってる場合があります。耐性のないあなたには、刺激物です。」「…耐えられない腸か…」「脳は優秀ですが、万能ではありません。腸との回路が切られた状態では、糸の切れた凧ですよ。お互い繋がってはいても、孤立した状態です」しばし、作者は、考え込みました。脳に、安易に撹乱物質を与えないようにするには?と…「あなたは、糖質過多の傾向があります。しばらく減らしてみてください。糖質が原因で体内に炎症が起きているかもしれません。その時、中毒にも似た症状が出るでしょうが、その様子も観察してみてください。あと、糖質と言っても、全てが腸に負担をかける訳ではありません。このケースならば、白米は、少量食べた方がよいでしょう。では」猫沢さん達は、宇宙船に戻っていきました。カルカナルトラップを発動させる、疑わしい物質を、調べてみると、あまりの多さに驚きます。これが、私達、人間にとって安全な物質だと、声高々に、言われているけれど…元々は、重金属であったり、科学薬品の副産物であったりするものも多く、ほんの少しの使用なら安全で快適と…なら、なぜ、あの、とある状況はいっこうに改善せず、どんどん、悪化してるのか?と、不思議でなりません。それを不思議だ。何故だ?と、思っていけないのかとでも言うような、混沌とした空気が覆うのです。「猫沢博士…テラの周波数が、急激に変化し始めましたね…」猫庭博士は、小型移動マシン フラクラフトの通信機を、通して語りかけます。「地軸が移動し始めてる…急がなくては…サンプル1号は、この先、再び現れる[ループ次元]に進むか[アドバンス次元]に進むか、決めなくてはいけない時が来る…今回は[ループ次元]に入ってしまった…」「…[ループ次元]では、私達とのコンタクトコードを維持するには、1号の相当な努力が必要ですね…」「囚われている事に気付けば、あちらの次元に翔べるのに…いつまで[ループ次元]で、遊んでいるつもりなのかねぇ…」猫沢さんは、半分、あきれた様子で、ため息をつきました。ループ次元とは…?[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)   

星を繋ぐ猫達 《第10章④ ウィラード博士の心地好き闇》

立春迎え旧正月、少しずつ春の気配が近づいてきます。画像は、2016年個展に発表された作品、ウィラード博士です。では、続きをお楽しみ下さい。《第10章④ ウィラード博士の心地好き闇》2016年、人生の分岐点で、見事に、選択ミスをかました作者は、トラブルに巻き込まれながら、次の個展の準備をしていました。時間は止まらない。会期は迫る来るのです。同時に、ストーンブロック蓄積による、体調不良に襲われ、七転八倒している作者に、猫沢さん達は、容赦なく、個展のテーマを与えてくれました。当時の作者の心理状態にピッタリなのでは?と…それは、子猫時代の猫沢さん達を描く事、同時に、恐ろしいカルカナルの存在を、さりげなくアピールしつつ、現在のカンタスカラーナも重ね合わせて。と言う難しい注文です。ストレスまみれで、ネガティブな感情に傾いた作者なら、カルカナルの闇を、うまく表現出来るのでは?と、逆手に取られたのです。「描くなら癒しとか、ゆるふわな、そう言う物が良い」と言うと「その心の状態で、来場者を癒すのは無理でしょう…いっそ、闇を出し切れば清々しい」と、猫沢さんから、猫パンチをくらいました。2015年の冬に、丸い神仏猫型生命体との、コンタクトコードが切られた時、不思議な事に、神仏モチーフが全く描けなくなってしまったのが、災いしてるのです。。作者の心が、不運期に落ち込み、心が闇を追いかけているのですから、自然と光が遠退くのは仕方ない事だと、猫沢さん達は、静かに見守っていました。自力で、気づき、這い上がっていく事も、課題の1つなのです。作者は、ひたすら描き上げていきます。ところがどっこい、暗闇の心地よいこと、心地よいこと、カルカナル支配の最終時代に君臨したと言う、マッドサイエンティスト、ウィラード博士は、紙の上で生き生きしているではありませんか。猫達に見せると、怖がって目を背けてしまいます。元々、カルカナルの猫達ウィラード一族は、宇宙を漂う難民。星を滅ぼされ漂流する彼等の心は荒れ果ていました。そして、カルカナルに目を付けられ、心と体を乗っ取られ、悪の化身と成り果てたのです。当時の一族の長、カルカナル社の頂点の、ウィラード博士を、描き上げた時、邪悪さの奥に、一瞬ですが、深い深い悲しみのイメージが現れたのです。作者は、驚きました。ふと、作者は、寅次郎博士の所に居る、猫のアルハンゲルの事を、何故だか分かりませんが、思い出しました。彼は、カルカナルを倒した、英雄ケイオス・ハーオスの生まれ変わりです。彼は、亡き父親の魂を救って欲しいと、遠路はるばる時空を越え、寅次郎博士を追いかけて、やって来たのです。彼の父親とは、一体…?確かに、ケイオスVSウィラード博士の場面を、描いてみると、何かの、しがらみのようなイメージが、見えてきました。親の仇?何だろう?違う…もっと違う、深い繋がりと悲しみが、感じ取れる。製作進行状況を眺めに来た、猫沢さんは、参考にと、子猫時代を語ってくれました。昔、ウィラード博士に誘拐されそうになり、その時、助けてくれたのが、英雄ケイオスだったのだと…その後、猫沢少年は、カルカナルの恐ろしい正体を知ってしまい、星の猫達を救おうと、ケイオスの協力の元、兄猫と、猫庭少年の3人で「子猫探偵団」を結成し、立ち上がりました。そして、遂に最後には、カルカナル達をやっつけ大勝利を、おさめたのです。その特、ケイオスは、ウィラード博士と相討ちになり、命を落としています。小さなアルバムデータをスクリーンに映しながら、資料として、作者に見せてくれたのは、その時に使った道具や作戦ノート、カルカナル社が作った商品の画像…猫沢少年が、大好きだったお菓子のパッケージ達。彼等の正体を知らない頃、親猫に買って貰ってはニコニコして食べていたのだと…その中に、猫達のミトコンドリアを破壊する物質の存在や、裏側の真実を知ってしまい、恐ろしくなって泣きながらゴミ箱に捨てた、悲しい思い出があるのです…。猫沢さんは、切なそうでした。今でも、時々、そのお菓子の味を思い出すのです。美味しかったのです…。当時の、崩壊寸前のカルカナル社製の商品の勢いは、衰えてはいましたが、それでも、猫の星の60%ほどのシェアを保っていました。戦いに破れたカルカナル社は、完全撤退し、跡形も無くなった筈でしたが、現在の猫の星では、復活の兆しが現れ、怯えているのです。彼等の星でのカルカナルは、巨大な総合商社として君臨し、猫達の肉体に憑依し、支配していましたが、地球では、カルカナルと言う言葉は、一切出てきません。ですが、確かに存在しているのです。彼等は、あまりにも重すぎて粗い、人間の肉体(ホログラム)に、憑依する事は、出来なかった為、遠隔操作と言う形で君臨しているのです。見えなくて当たり前、気づかなくて当たり前。正体が、全く見えないのですから…逆に、それが都合が良いと、目を細めているのだそうです…。それを知った作者も、猫沢少年同様、手放した物達があるのですが、全て排除できない現実に、直面し、もはや、もう、笑うしかないのでは?と、思いつつ、現実世界での不運の闇に寄り添いながら、作品を、一心不乱に描き進めるのでした。作り上げた作品は、再び、高円寺の猫ギャラリー[猫の額]さんに展示され、同時に、猫沢さん達の臨時基地となるのです。[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)   作品のポストカードや原画は、こちらの猫ギャラリーさんで、好評委託販売中です。興味ある方はクリックです。↓

星を繋ぐ猫達 《第10章③ カミハラ インダストリー》

おかしな気候が続きますね。サハラに雪が降ると言う情報を聞き、目が点になっています。地球の気候は大変だそうです。画像は、2016年個展に製作された作品と、作者自作の手前味噌です。では、続きをお楽しみ下さい。《第10章③ カミハラ インダストリー》場面は変わり、作者の個人的レポートの時間です。9章の終わりにいますきた、橋渡しの民メンバーの最年少の[神原 宙 カミハラ ソラ]について、書くに辺り、本人より、猫沢さんの仲介で、情報公開許可を貰いました。彼女は、生まれた時から[橋渡しの民]の記憶を持ち、任務を遂行している珍しいタイプと言う事と、猫沢さんの言う、カルカナルからの攻撃回避に詳しいのではないか?と、思ったのです。彼女は、小さな蔵で手作りの味噌や、糀、醤油を作り、販売、最近では、カフェを経営もしていると、なかなかパワフル。一瞬、今時の普通のOLさんかと思う外見からは想像の出来ない人物です。カミハラ インダストリー代表取締役 です。最近では、味噌作り教室の依頼もあり、全国各地で教えています。彼女の素性、もっと、怪しい事をしてると想像した読者もいるかもしれません。橋渡しの民達は、意外と地味です。寅次郎博士は蕎麦職人門田さんは画家翔大は考古学&UFO研究者…至って普通?の人達です。彼等は、カルカナルのカラクリを壊し、様々な力を失った地球人の力を呼び覚まし、次の進化に、いざなうのが任務。大きな看板を掲げ、大々的に任務遂行に関わる活動などをして、目立ちすぎては、たちまち、カルカナルに目を付けられ、抹消されてしまうのです。彼女達の代は、先代達が受けた、カルカナルからの攻撃を学習し、かわしながら遂行し、小さな輪(コミュニティー)を作り、必要としている地球人達が集まり繋がり、静かに、拡がっていくのを見守るのです。驚いた事に、味噌や醤油等の発酵調味料や、納豆等の発酵食品には、ストーンブロック蓄積回避に、大いに役立つと言うのです。作者も早速、地元の味噌作りワークショップを探してみると、偶然、近くのカフェ店主が主催してる事が、分かり、無農薬大豆を使い、5キロの味噌を仕込んだのですが、とても美味しい上に、同じ材料で作ったのに一人一人味が違い。作者自身、最初は、発酵食品が、ストーンブロック回避に使えるなんて微塵にも思いませんでした。彼女が言うには、これは、ほんの一部の食材の1例でありヒント、全て万能ではなく、視野を広げて見回し、カルカナルトラップに、気づいて欲しい、そして、個々に追究し答えを導きだして欲しい。と、作者に伝えて来ました。あくまでも自力1つ、注意する事が、あるとすれば、量販店にある、安価な未発酵調味料は、避けた方が良いと言うこと、低価格の裏側を見てみると、フェイク食品である事に気付く、それには、カルカナル由来の化学物質が、大量に使われている事、たとえ、微量であっても蓄積されれば、トラップ発動してしまう。それに気を付けて…と。長い間、カルカナル達は、地球人達からエネルギー(食料)を、徴収する仕組みを、巧妙に造り上げてきました。実際、その技術は素晴らしい成果を上げ、豊かで豊富で安くて美味しい食材を、作り、皆、喜んでいます。手間をかけずに、美味しい食事やスィーツが、安く手に入り、簡単に食べられるのです。技術の進歩で腐りにくい食品の開発も素晴らしいですし、食生活を豊かにしてくれたのです。均等に揃った、綺麗な形の野菜達も、一定収穫できる最新の遺伝子組み換え技術で生まれています。この技術のお陰で、飢えに苦しむ人達を救ったと言う、輝かしい経緯があるのです。とても便利で良い事だと、思っていました。作者とて、その中の一人です。そして、様々な、恩恵を受けているのです。その代償が、カルカナルのエネルギー生産工場の歯車の1つであり部品…?ヒト科の生物(食料)作者は、そんな筈は…!?何かの冗談では?漫画みたい!?そんな漫画読んだよ。人間が、本当に出荷されて食べられてしまう恐ろしい内容…フィクションだよね。有り得ないよね。と、何度も疑いました。カルカナル達は、人間の肉体を食べる事はなく、グロさは感じませんが、生体エネルギーを食べている…痛くも痒くも恐怖感も芽生えないし、気がつかない。感謝さえしてしまう位の手厚い管理されたシステム…?作者自身書いてて、なんとも気味が悪い感覚が、襲います…ですが、今回の意識消失で、大きな疑問が浮かぶようになってきました。あれから、体力は、瞬く間に落ち込み、気力も続かず、簡単なミスを繰り返す。なんか、おかしいのです。急すぎます…。実際、小麦粉を使った食品を食べると、すぐに胸焼け、倦怠感、逆流性食道炎を発症、4~5日後に目眩と腹痛と下痢を起こすようになった事、改善策として、動物性タンパク質摂取を、増やしたメニューに変更し、数ヵ月、まだ、効果は実感できないまま、迷走をしていました。大好きだった小麦粉料理は、ほとんど食べるのをやめて過ごす実験中です。もし、本当に、小麦粉に、耐性がない体質なら摂取してしまうと、ストーンブロック蓄積リスクが大きくなる…と、真剣に思うようになったのは無理もありません。ただ、猫沢さんが言うには、個体差がバラバラであり一律ではないし一致しない。[作者の場合]と限定し、レポートするように指示されました。そして、猫沢さんは、作者に熱弁しました。「カルカナルが解き放った化学物質達の影響や反応、耐性に個体差がある。問題は、摂取し続けた個体が何事もなく、健康に天寿を全うしたとしても、次の代、また、次の代を重ねた時、未来に生まれる個体に、喜べない変化が現れるリスクも含んでいる事も、頭の隅に置いておいて欲しい。その時、強く耐性の出来た個体が生まれ、新しい進化(突然変異)も起きるだろうが、逆に、影響を受け生き残れない個体も出てくる。それを、承知で、食と言うものが、どう言う機能を持っているか、思い出して欲しい。私が、危惧しているのは、テラビト達同士が、狭く偏った思考を植え付けられ、争いを起こし、排除し合い、自身をコントロール出来なくなっていく現象が起きる事だ。ストーンブロックは、最悪、脳に進入してしまうと、自覚のないまま、脳の萎縮や、脳細胞破壊の影響で、言動や思考に支障をきたしてしまう恐れがある。ここまで来てしまうと、カルカナルにとって、最上級のグルメエネルギーに昇格してしまう…彼等がパワーアップしてしまい、猫の星は、窮地に追い込まれてしまう事を、気にかけていただけると助かる。宇宙は繋がっているのだ…あと、自身の血潮に自信を持ち、大切にして欲しい…そして、思い出して欲しい…」猫沢さんは、普段の茶化したような態度ではなく、目を潤ませ、真剣だったのが印象的でした…。一瞬、猫の星の事が、頭をよぎりました。私達地球人が、壊れていってしまったら…猫達はどうなるの…?と…それに関しての、猫沢さんは、後ろを向いたまま、「心配ない」それだけでした。作者が、ストーンブロック回避に真剣に取り組もうと決意した時、彼等の接し方に変化が現れたのも、この頃です。そして、それを阻止するような、出来事が、作者の周りで起き、何故か、真剣に、食について考える時間を奪われたのです。仕事場で精神的に参ってしまうような案件が、押し寄せた上に、応募した公募展も落ちる。なんとも微妙な、2016年。そして、猫沢さん達は、最後のイクサフィーゴを探し当てる事が出来るのか…?物語は、続きます。[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)   こちらで、作品の委託販売させていただいています。興味ある方は、ここをクリック↓↓

星を繋ぐ猫達 《第10章② サンプル1号観察記録2016 荒れ地の壁》

もう1月も後半、時が経つのが速すぎて、様々な出来事が駆け抜けていきます。では、続とをお楽しみ下さい。画像は、かつて、猫の星を苦しめた、支配者カルカナル組織の中心人物ウィラード博士と、子猫時代の猫沢博士達です。《第10章② サンプル1号観察記録2016 荒れ地の壁》あれから1号は、食生活を、更に試行錯誤した。医師からのアドバイスなどなく、曖昧にされた診断結果、激しい貧血を起こす原因を知りたいと、片っ端から探し回る。ただ、安易に、鉄分豊富な食品や、サプリ等を摂取しただけでは解決しない[何か]を見つけ出したようだ。そう、それが、ストーンブロックを増殖させる物質達の氷山の一角だ。よく見つけた。私は、1号に、次の段階のヒントを与えた。根本原因となる事柄に蓋をして、見なかったフリをしていたもの達を、しっかりと見つめるのだ。ストーンブロックの種は、血管を乗り物にし、拡散される。それらが、たどり着く前に、阻止するのだ。それには、様々な食品に使われている、増殖を促す化学物質を、完全排除が必須であるが、ほぼ不可能な状態であり、逃れられない事を、重々承知である事を念頭に置いておこう。逆手に取って、それらの物質達を摂取してしまっても、体内に吸収させない、排出させる機能回復からスタートである。1号の、体内で起きている事は、今まで取り込んでいた食品達に潜む[何か]が、機能を衰えさせ劣化させている状態である。いわば、荒れた畑のような状態だ。いくら、体に良い食品等を、闇雲に摂取しても、単なる刺激物としかならず、栄養も取り込めないまま素通りし排出されるだけである。壊れて識別不能となった腸壁から、ザルのように、通過し、悪影響を与える物質をも、取り込まれてしまえば、カルカナルの思う壺なのだ。長年、意図的に吸収された、微量の化学物質達は、体内で、融合し巨大化しストーンブロックが作られ、大暴れする。テラビトの中枢神経や脳神経を、狂わせる事など朝飯前だ。ここを破壊し、撹乱させてしまえば、自分で自分の体を壊すように、選択させ行動させる事も可能。思考すらも、乗っ取る事も出来る。カルカナルトラップ起動スイッチは、各所に仕掛けられている。最終的に、ミトコンドリアに傷を付け、壊し、壊されてもなお、生かされ続け、その苦しみや痛み、断末魔は、最高の珍味と喜ばれ、奇々怪々と魑魅魍魎達のエネルギーとなるのだ。悪趣味も、いいところである…。カルカナルユートピアと言う、巨大な仕組み、かつて、私達の星も、この仕組みに支配され、猫達は、身も心もボロボロにされてしまった。私達は、テラに同じ道を歩んでほしくないのだ…。完全回復には、ほど遠いであろうが、荒れ地(腸壁)を、1から作り直し、耕す事から始めようと、身をもって、ようやく気づいた1号。遅すぎたのかもしれない…いや、カルカナルの手中に居れば、気づかないのは、当然である。だが、諦めてはいけない。テラに造られた、カルカナルユートピアは、逆さま世界、気づいたとしても、あらゆる手段で忘れさせようと巧妙に仕組まれている。1号よ。カルカナル達に阻害されぬよう、軽やかに、反対方向へ、駆け抜けていきなさい。★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★これにて、猫沢博士の公開観察記録を終わります。猫沢博士からの、「皆とは反対方向に進みなさい」と言う、メッセージと、ナタトリアを通じて、伝えられた、地球のコアからの謎のメッセージは、接点がないように思えるのは、作者の脳には、理解不能の範囲なのかもしれないと、それを知りたいと思う心と裏腹に、頭の中に靄がかかっていて、探ろうと掻き分けても、靄は、行く先を拒むように、深くなっていくのを感じていました。何故、この先に行けないのだろう?と、作者は、そんな他愛もない事を考えながら、時折襲う、目眩と背中痛に悩みながら過ごすのでした。[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)   この作品の、ポストカードや原画等、こちらの猫ギャラリーにて、販売中です。興味のある方は、こちらをクリック↓

星を繋ぐ猫達 《第10章① サンプル1号観察記録2016 食生活編》

大寒を向かえ、寒さが増す今日この頃、インフルエンザ大流行ながら、まだ、感染していない奇跡の中にいます。いかが、お過ごしでしょうか?おまちかねの新しい章の始まりです。お楽しみ下さい。画像は、2019年度7月個展のメインビジュアル作品です。タイトルは「森羅万象のニャー」メインの猫沢博士に加え、猫沢博士のお兄さんと親友の猫庭博士も描いています。画材、顔彩絵の具《第10章① サンプル1号観察記録2016 食生活編》お待たせいたしました。前回、好評頂きました。猫沢博士の、サンプル1号観察記録の公開です。★ ★ ★ ★ ★2016年始め、サンプル1号の体に変化が起き始めた。この異変を記録したのは、2回目だ。1回目は、2013年の秋口、記憶力低下、思考能力低下、凡ミス多発、意識が朦朧とする事が増えた事により、今まで1度も起こさなかった、大きなミスを起こし、自身の異変に気づいた1号。私達が、体をスキャンすると、大量のストーンブロック蓄積により、あらゆる機能が衰え始めていた。緊急事態である。蓄積が進行すると、私達とのコンタクトが不可能となる。本人の了解を得た私達は、ストーンブロック除去ナノマシン[カルカン]を、1号の体内に放った。同時に、除去を促す食生活に変更したのだ。すると、どうだろう。ブロックは徐々に減っていき、体調も良くなった。それまでの1号の食生活は、冷凍食品、レトルト、インスタントがメインであり、野菜も少ない。いわゆるジャンクだ。これでは、ストーンブロックの蓄積を促す物質の割合が多く、排出する事も出来ないままであった。以来、野菜を多目、減塩を意識し塩分少量、インスタントではあるが、味噌汁を摂取するようになり、除去スピードが上がった。体調も良くなり、喜んでいた矢先、ある日を境にピタリと止まってしまった。2016年になり、1号は、再び、意識が朦朧とし始めたのだ。私達は、注意深く観察をしていた、自力で、何が原因か、気づく事を期待して…ところが、全く気づかない…。気づく様子がない…日に日に、1号は、顔色が悪く、歩けないほどの激しい目眩を起こす回数が増えていった。おまけに、勤めている。飲食店での、ストレスがピークに達しているようだ。訳の解らぬ自己啓発ビジネスセミナーに3日連続朝から晩まで、参加させられ疲労困憊し、体内エネルギー消耗しているのだ。セミナー受講し終えた1号は、形だけ、「セミナーは、とても役に立った」等と嘘の感想文を提出し、仕事の前にセミナーで習った、変な文章も読み上げた。仲間達から「セミナーで洗脳された、かわいそう…」と、ヒソヒソと噂されていたが、マインドはいたって、正常である。あれから、1ヶ月ほど経った頃だろうか?数日前から、どうも調子が悪いと、フラフラしながら出勤していった。出勤2時間後…激しい目眩と腹痛がピークに達し、意識を失った。行列をなしていた客達から「店員が倒れた!!」と、騒ぎになり、救急車で搬送された。周りの話を聞くと、3分ほど意識が戻らなかったと…診断は、極度の貧血とストレスによる腹痛。ヘモグロビン数値が、基準値以下、赤血球がピンク色で薄く痩せこけている…倒れた時に頭を打っているかもしれないと、MRI検査、異常なし、軽く点滴を打たれ、帰宅し自宅安静となった…。1号は、一体、何が起きたのか解らない様子であった。ボンヤリと天井を見つめている…。後日、内視鏡検査とピロリ菌検査を受けるが、異常なし。具体的な、鉄分不足の原因や対策などのアドバイスもなく、単なるストレスによるものと、片付けられてしまった。胃薬と腸整剤と胃腸除菌剤を処方される…1号は、ポカンとしていた。腑に落ちていないのだ…。ストレスだけで、こんなになるはずない…?貧血は、ストレスによるものではないのでは?と…私は、このままフリーズして強制終了した1号の姿を見て、放って置いては、再び、コンタクト不能になるだろうと判断し、わずかなヒントを与えた。体調が回復すると、1号は、ヒントを元に、調べまわり、本屋に走り、ネット通販のボタンを押しまくり、ありとあらゆる書物を、集めだした。そして、倒れる1週間前に食べた、インドカレーのナンを思い出したのだ。ナンは、小麦粉で出来ている…。食後に胃もたれと、逆流性食道炎を、起こしていた。「もしかして…!?」手にしたのは、小麦粉の本、塩の本、砂糖の本、MECの本、そして、塩の本と間違えてポチった、[塩爺]と言う愛称の政治家の本…通販会社から届いた品物達を見て、愕然としたのも無理はない、1号は、このような凡ミスを、多く、くり返してきたのだ。その中の、1冊目に出てきたのは、小麦粉による、遅延性アレルギー、グルテン不耐性、残留農薬等の影響により、貧血が起きたり、胃腸の壁が壊され重症化、慢性化する項目に釘付けになっていた。栄養分の吸収が阻害され、壊れた腸壁から有害物質まで取り込んでしまい、不調が起きる…。うまく栄養が、取り込まれない事により、体内に貯めておいた養分が、減っていく。ならば、鉄分の吸収も、阻害されているのでは…?と、1号は、頭の中で、大きなスクリーンが浮かび、脳内シュミレーションと、逆算想像と記憶のさかのぼりを開始した。脳内コンピューターが、弾き出したのは、現在の食生活は、タンパク質が、異常に少ないと言う情報…1号は、元々、肉を食べる性質のテラビトだ。幼少期から小学校辺りまで、かなりの量の肉料理を食べていたと言う。当時は、元気だった記憶がある。と…だが、思春期の頃、菓子パンやコンビニ弁当の常食をし始めていた。学校帰りには、中部地方では有名なラーメンチェーン店の常連と化していた。菓子パンも昼食として定番である。この辺りから、逆流性食道炎を発症し始め、体調を崩しがちで、気合いと気力で活動していた。と…しかし、当時は、若かった事もあり、多少の暴飲暴食をしても、すぐに回復する事が多かった。だが、年を重ねるうちに、徐々に、体力が落ちていくのを感じていたようだ。この、積もりに積もった悪循環の食生活のツケは、ある日を境に、牙を向いた。と、記憶している。1号が、体内に取り込んできた多くの化学物質達が、化学反応をおこし、大量のストーンブロックを生成していたのだ。私達と、コンタクトが取れた頃には、かなりのストーンブロックが、蓄積され、いつ、人体崩壊が起きてもおかしくない状態であったのだ。それ以前、元々、低血圧気味で、貧血持ちであったが、急に意識を失うほどの激しい事はなかった…この異常な変化は、年齢を重ね、衰えてきた機能が、そうさせたのか?過去から積み重ねてきた食生活が、そうさせたのか…?カルカナルにとって、最適なエネルギー源となる条件を満たしていたと言える。そして、1号は、手探りではあるが、食生活を変えた。栄養を取り込む事が出来る胃腸機能修復と、逆流性食道炎改善、体を作る栄養素を取り込む事。ただし、細かくキッチリやらない。性格上、神経質に実行したところで失敗に終わる。毎日ではないが、1日100グラム前後の動物性タンパク質摂取、肉、チーズ、卵で、血液と筋肉を作る材料として取り込み、適度な野菜。咀嚼を増やし、小麦粉食控えた。1号は、心改め、このような内容で、2016年の4月より開始した。結果はいかに!![つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)   この物語の、ポストカードや原画等、こちらの猫ギャラリーで、購入可能です。下のリンクへゴーです。↓

星を繋ぐ猫達 《第9章⑪ 橋渡しの民達…》

2019年♪すっかり明けましておめでとうございます。本年も、よろしくお願いいたします。新たな展開に胸を踊らせ、物語は進みます。画像は、昨年製作した「百喜夜光 ◇ひゃっきやこう◇」神仏バージョンを拡大したものです。楽しそうに練り歩く神々達。2019年も、よき事に導かれますように。では、続きを、お楽しみ下さい。《第9章⑪ 橋渡しの民達…》ここからは、猫沢さんの報告書を元に作成された、橋渡しの民達の、公開可能な情報を紹介します。[ 翌日の午後、寅次郎博士率いる[橋渡しの民]と、猫沢博士と猫谷エンジニア、Σ達は、千寿氏の自宅へ向かいます。広間に通されると、30代後半位の男性と、20代なかば位の女性が、待っていました。初めて会う[橋渡しの民]と名乗る二人に、寅次郎博士達は、世間一般的な自己紹介を済ませると、故郷星言語での挨拶をしました。すると、同じ言語で、返事が返ってきました。5人は、手に手を取り合い、再会の喜びを噛み締めると、緊張が、ほどけたのか、二人は、出された茶菓子を頬張ります。女性の名は、[神原 宙(かみはら そら)]彼女は、ここでは一番最年少。生まれた時から[橋渡しの民]の記憶を保ち育ってきたと言うのです。黒髪のセミロング、少しレトロな、花柄のワンピースが印象的です。彼女の話を聞いた時、寅次郎博士は、この辺りの年代(平成初期生まれ)の[橋渡しの民]達は、寅次郎博士や門田さん達(昭和初期生まれ)の人間よりも、記憶を保持したまま生まれ育つ率が増え[命綱]なしでも、覚醒する事ができる者が増えていくだろう。と、先代の調査日誌に書かれていた事を、思い出しました。彼自身も、幼い頃、星の猫達の事を覚えていて、会いに来てくれるのを、ずっと待っていたのですが、世間の波や常識に飲み込まれ、すっかり忘れてしまっていました。カルカナルの圧力は、彼等の記憶や使命、言動等を封じる為、大量のストーンブロックを投入し、あらゆる手段で、能力を使えないようにされてしまう事も多く[遭難]させてしまうのです。彼女のように、クリアなまま覚醒、生存する事は難しい。と、幸い、両親が彼女の一風変わった言動も、自然に受けとめ、時には、世間に溶け込めるようにと、訓練してくれたお陰で、ごく普通の女性として社会人として、過ごしてきました。そして、なんと、単独で、任務をこなしていたのです。もう一人の、30代後半位の男性は、[風谷 翔大(かざや しょうた)]千寿氏の、研究仲間の後輩。彼は、綺麗なストレートロングヘアーで、整った顔立ち、どこか浮世離れした雰囲気、今まで、かなり変わり者扱いされてきたようで、少々卑屈で、取っつきにくい印象です。ですが、この時とばかりは、髪をキッチリ束ね、普段、半分ほど隠していた顔を出し、新調した眼鏡をかけ、身なりを整えてきました。彼は、つい3年ほど前に、[橋渡しの民]として覚醒。幼い頃から、断片的に見ていた夢が、ここ数年、ハッキリとした形で見え始め、夢の中に現れた人物が、レクチャーしてくれたのだと言うのです。その人物は[命綱]としての役割を持つ地球外生命体。彼は、一時期、自分の頭が、おかしくなってしまったのではないか?と、混乱しましたが、夢の中の人物が「アナタがおかしくなったのではない、思い出しなさい」と、懸命に伝え、1年前の今日、ソラと、出会い、完全覚醒をしました。デコボココンビの二人は、もう一人のメンバーを探そうと、試行錯誤しながら、ようやく、ここにたどり着いたのです。同時に、サリーが、その一人である事が分かり、3人は、地球での再会を、喜びました。「3人共、良かったなぁ…」門田さんと、寅次郎博士は、涙する3人を、優しく見つめました。ソラが、寅次郎博士の後ろで、ひっそり様子を見ていた猫沢博士達の存在に、ようやく気づきました。「この方達は、どこから来たんですか!?」「シリウス系の星だよ」寅次郎博士は、にこやかに答えると、猫達は、ゾロゾロと姿を現します。「始めまして、私達は、カンタスカラーナから来ました。寅次郎博士のサポートをしています」猫達は、揃ってペコリとお辞儀すると、次に、猫谷エンジニアが、共通宇宙言語で、簡単な紹介をしました。この言語は、イメージも一緒に送信出来るので、二人の頭の中に、猫の星の様子や位置情報が、伝える事が出来る、たいへん便利なツールです。「素敵な星ですね!昔、任務で行った星に似てます。兎型の人達がいました」ソラは、目を輝かせています。「兎型…?プロミアウス星ですね!あの星の民族達は、とても、知的で華やかで素敵ですね」猫沢博士は、ニコニコしながら、答えます。どうやら、猫の星と交流がある星のようです。「はい!」ソラは、満面の笑み今まで、ずっと、地球人の気配を、まとい過ごしてきて、宇宙の会話など、まともに出来なかったのですから…すると、もう一人、気配がしました。振り返ると、光に包まれた暖かなヒューマノイド型の姿。翔大は、驚きました。「レイミー!」彼等を、ここまで連れてきた、彼の[命綱]の生命体。(ハジメマシテ、ワタシは、シナウダル星のレイミーです。コノヒガクルのを、マッテイマシタ)まるで、日だまりのような、優しい声、彼だか彼女だか定かではないレイミー、微笑んだかと思うと、姿を消してしました。この世界では、周波数が荒く狭い為、実体化するのは、非常に難しいらしく、一瞬だけ現すことが出来たようです。人間の肉眼では、姿は見えませんが、確かにソコにいます。猫達の眼には見えているのです。そして、ソラには[命綱]は、いません。彼女の場合は、特殊な家系の地球人家族を選び、その母親の胎内に飛び込んだのです。サリーも同様[命綱]は、いません。ソラと同じように、自力で覚醒しました。ただ、母親の胎内に飛び込んだ時、うっかり性別を間違えてしまった為、成長後に希望の性別に作り替えたと言う、逸話があります。実は、門田さんにも[命綱]は、存在しています。彼は、画家ですから、サポート達は、彼のキャンバスの中の世界。描き上げて来た作品達が、交信手段でしたが、なかなか通じず、寅次郎博士に出会うまで、半覚醒状態で、完全覚醒出来なかったのです…。[橋渡しの民]達は、多くのトラップやブロックを破り、思い出すのです。こんな、めんどくさい手段で、人間の姿として肉体を持ち、任務をこなすのは、意味があるのか…?それは、なぜなのか?謎に満ちた[橋渡しの民]達…私達、カンタスカラーナの民は、彼等と共に、テラの運命を見守る…]これにて、猫沢さんの報告一部公開を、終了します。彼等は、カルカナルが放つ、ストーンブロックと言う謎の物質が、私達、人間の体内に悪影響を与えている事で、起きている問題を解決するために、ここに来たのだと言います。見えないストーンブロックの蓄積。それによって、地球のコアも、宇宙の声も、受信出来なくなってしまった地球人達。一見、別に、受信出来なくとも、支障のないように思うのですが…彼等からしたら大変な問題。現に、猫の星が、大きな影響を受けているのですから…そして、刻々と進む、自覚なきミトコンドリアの破壊。「支障ないなんて、呑気な事を言ってる場合ではない。事態は深刻です!」と、猫沢さんにお叱りをうけたばかり。警笛を鳴らされました。理解不能とも言える、調査記録を、物語形式の文章に作り替えつつ、悩む作者に、猫沢さんは、言いました。「迷わず、皆とは逆の道を進みなさい」どういう意味なのか…?そして、時は流れ、2015年が終わりを告げ、2016年を迎えた作者は、次の、個展の準備を進めようとした頃。日常生活で、ただならぬ、異変に気づいたのです。とても、嫌な予感がする…と…[第9章 終]お疲れさまでした。第9章で、橋渡しの民達の現地再会を果たし、次なる、ステージに行きます。今後の彼等の活躍にご期待ください。次の章は、猫沢さん目線でお送りする。作者の食生活レポートです。2016年の頃を、遡ります。おたのしみに♪ (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)   原画やポストカードは、こちらのギャラリーで、好評発売中です。↓

星を繋ぐ猫達 《第9章⑩ テラの声》

もう間もなく新年カウントダウン、平成最後の大晦日が、近づいて来ます。いかが、お過ごしでしょうか?画像は、つい先日、仕上げた作品、「寅次郎博士とアルハンゲル」です。画材は、顔彩絵具、水性顔料マーカー、コピックです。数年ぶりに、筆を使って描きました。普段は、マーカーなので、キッチリした着色ですが、ぼかしや、にじみを使った作品は、久しぶりに描きます。この作品は、来年7月の個展にて展示予定です。では、続きをお楽しみください。《第9章⑩ テラの声》 花音(かのん)さんの、懸命な処置のお陰で、命の危機を回避した寅次郎博士、すっかり元の年齢の姿に戻ってしまいましたが、とても体調も良く元気です。 「花音さん、よっちゃん、はっちゃん、もう大丈夫だよ。ありがとう」 寅次郎博士は、お礼に、手作りのカリカリを、Σ達には、光の輪っかのような、何かを渡しました。 「良かったです。あなたのいたグランティオスは、リラの人達が、生まれ変わり移り住んだ場所だったのですね…」 「そう、我々は、数々の星を点々としながら、地球に辿り着いた。グランティオスの他にも、この地球上には、幾度となく文明を築き上げては滅んでいった…これで何度目だろう?何百回…いや何千回だ!?…私達は、何度、同じ事を、繰り返したら、気が済むんだろうな…はははは…」 博士は、遠い遠い目をして笑いました。 「私達の星も、その中のひとつなのですね…」 「あぁ…」 博士は、手のひらに現れた、美しい神聖幾何学の球体を転がしながら、 「ほとんどの地球人達は、もう、この模様の意味も使い方すらも、すっかり忘れてしまった…」数個に分かれた幾何学球体を、ジャグリングするように、見せてくれる寅次郎博士、猫達は、球体を、くるくると、目で追いかけます。 「この模様達は、私達の星にも存在します。テラの古代遺跡等に、数多く刻まれていますね。今、これを理解出来るテラビト達は、ほとんどいないと、猫沢博士は言っていました…」 美しく回転する、幾何学球体に、花音さんは、ついつい、ちょいちょいと、じゃれるように触れながら、言いました。 「単なるオカルトティックな、まじないか、御守り程度の認識しかない。理解できる者が居たとしても、ほんのごく一部の人間か、先住民族の子孫あたりさ…。このカルカナル世界で生きる人間達に、テラの声、宇宙の声すらも、届かない…」 博士の声は、切なげです。「あなたは、そこに、風穴を開けに来た!」  Σ達が、光る輪っかをクルクル回し、遊びながら、元気に答えました。 「ここには、私の他にも、[橋渡しの民]はいる。彼等は、人間達に、何度も何度も、語りかけているんだよ…」  「寅次郎博士!テラに遊びに来た宇宙人達も、テラビトになって生きてるって聞いたよ!」ΣS‐8が、無邪気に言います。「あぁ、たくさんいるね。この星は、稀に見る。重く粗い物質世界、肉体を持たない生命体にとっては、素晴らしい世界、遊園地さ。そして、この星に人間として生まれるには、激しい争奪戦が繰り広げられている。しかし皆、ここに来た目的を忘れ…調和は乱れ、ひずみの中に居る事に、全く気がつかない…私とて…遭難者だ」博士は、苦笑いして言います。彼の言う地球での[遭難者]と言うのは、ひずみの中に入ってしまうと、この星に来る前の記憶を失い、普通の人生を歩んでしまう事。[橋渡しの民]にとって記憶の欠落は、任務遂行不可能者であり「遭難」を、意味するのです。彼は、それを見込んで、猫の星の民に命綱を預け、地球にやって来たのです。「現在、テラの周波数は、どんどん上昇しています。そして宇宙からの、強い周波数の波が注ぎ込み、テラビトの心体に変化が起きています」Σ-41は、静かに伝えると、「恐らく、カルカナル達は、地球人達が、それらの周波数を受信出来ないよう、仕掛けてくるだろう…」「ストーンブロックの蓄積ですね。多くのテラビトの脳の一部は、石灰化して、アンテナとしての受信不能。他の器官にも蓄積されて除去不能、ミトコンドリアの破損が加速しています。それがここ、ヒノモトの民に集中してます」Σ-41は、膨大な地球人達のデータを、空間上に、パッと映しました。「ひどいもんだな…これじゃ、目隠しされたも同然だ…解ってはいたが、改めて可視化されると落ち込むなぁ…医者ん時は、こんなの[普通]の現象だと思ってたからな…」深く、ため息をつくと、あの頃の自分の姿が、脳裏によみがえりました。「普通と思わされていたんですね…」「あぁ…大半の人間はそうさ。造られた[普通]の世界が本物だと思っている。いつも、この話題で、仲間達と話し合っては、堂々巡りになってグッタリさ…」博士は、刻々と、リミットが近づくホログラムボディーを眺めつつ、頭を抱えました。「諦めないで下さい。カンタスカラーナと同じ道に進みましょう」花音さんは、入れたての、クロ・チャンを、手に渡しました。突然、屋敷猫のアルハンゲルが、スマホをくわえて、部屋に入ってきました。受けとると、何件かメッセージが…その中に、「あ、千寿さんからだ。なになに、明日、例の[橋渡しの民]の仲間が来るって?」「また、一人増えるんですね!!」猫達は、大喜びです。「二人も来るって…?おいおい」博士は、驚くばかり。新しいメンバーの出現で、大喜びです一体、何が起きるのか?[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)   

星を繋ぐ猫達 《第9章⑨ ナタトリアトラップ》

寒い日が続きますね。更新お待たせしました。朝起きるのが辛い季節です。皆様も、気をつけてお過ごしください。画像は、2つk17年度、個展作品。お馴染みの猫沢さんとΣ-41(よっちゃん)とさいS‐8(はっちゃん)です。では、続きをお楽しみください。《第9章⑨ ナタトリアトラップ》船の中の、ダイニングルームの窓際で、独り、海中を見つめる寅次郎博士、花音さんが出してくれた、クロ・チャンを飲んでいます。味は、珈琲によく似ているため、抵抗なく飲むことができ、香り高くて美味しいと、二杯目のおかわりを、注いでもらったばかり…「寅次郎博士、私達は、開いてはいけない箱を開けてしまったのかもしれません…封印していた、あなたの悲しい過去を見てしまいました…」「そんな事はないよ。これは、私自身が受け入れなくてはいけない事柄なんだ…あえて「私」が、私に見せた光景なんだよ…」寅次郎博士は、申し訳なさげな表情の花音さんに、優しく微笑みかけました。寅次郎博士は、時折見える、記憶の欠片を思い出していました。苦痛を伴うのを覚悟して、淡々と…、見せられる映像を…花音さんは、寅次郎博士の隣で、ゴロゴロと喉を鳴らし、祈るように、そばに居ます。しばらく時間が経った頃、ようやく、彼の表情に、こわばりが消え、穏やかになりました。「ありがとう…」「疲れたでしょう?これを、食べてください」花音さんが、手渡したのは、沢山のナッツとドライフルーツをカカオ固めた、バーでした。「これは、テラの地で出来た物です。ナタトリアで消耗した細胞達を回復させて下さい。そして、テラのエネルギーを受け取って下さい」「細胞の回復?」「あなたのホログラムボディーは、一時的に時間を逆行させ、大きな負担がかかっています。船から降りた途端、急激に時間が正反対に動き出します。このバーを、1本づつゆっくり摂取し続けて下さい。」花音さんは、他のテラビトサンプル達用に作り置きしておいた物を、ごっそりクーラーボックスに詰め、持ってきました。「あ、ありがとう…しかし、多すぎないかな…?」すると、ふくふくと穏やかだった花音さんの表情の中に、厳しさが現れました。「…お伝えしにくい事だとは思うのですが…、あの方達は、再び、あなたを亡き者にしたかったようです…地上に戻った時に、急激な老化(反動)が、細胞達を襲い、あなたの体に後遺症が残るようプログラムされてました…。もし、あのまま、あの地に囚われ、王国復活計画の一員になっていたなら、この若さを保つ事が出来たでしょう…途中で逃げる事が出来たとしても、助からないように仕掛けたのですね…。到着したら、私も一緒に降ります。回復するまで、そばに居させて下さい」花音さんは、真剣な表情で、寅次郎博士を見つめました。彼女は、宇宙船クルー達の食事を作る調理師。同時に、猫達の体調管理もしているのです。顔色を見ただけで、猫達の体に何が起きているのか、何が必要なのか?と言うビジョンが、視えるのです。「分かった…ありがとう…。そう言う仕掛けか…相変わらず、手の込んだ事をしてくれる…」寅次郎博士は、手にしたバーを、一気に口に放り込もうとすると…!?「30回以上噛んでください!」花音さんは、まるで母親のような表情です。「え?」「一つ一つの細胞に行き渡るように、細かく砕いて消化液と混ぜて下さい。虎之助博士の頃、皆に、さんざん言ってらしたでしょ」寅次郎博士は、驚きと同時に、ジャッコ博士の事を、思い出しました。約20年前の彼が、地球人年齢50歳頃の時、カンタスカラーナから、やって来た、美しい女性科学者。彼女は、当初[橋渡しの民]として覚醒した、寅次郎博士と、任務を遂行する予定でした。ですが、記憶が戻っていない彼に、ジャッコ博士は、試行錯誤しながら記憶を取り戻させる努力をしてくれました。虎之助時代の、自分が書いた任務遂行日誌や、宇宙の理を、根気よく教えてくれたのです。その当時、ろくに噛まずに食事をしていた寅次郎博士を、さんざん注意してくれた日々を、思い出したのです。「あぁ、そうだった。咀嚼は、無敵の羽根を創る為の儀式だった…」寅次郎博士は、頬張った分を、ゆっくりと噛みしめました。「うまい…ありがとう…」「今のあなたは、プラナダの民ではないのです。あの時代には、戻ってはいけません…今を生きてください!」花音さんは、ふくよかな肉球で、寅次郎博士の手を握ります。食べ終えた頃、猫達は、少しづつダイニングルームに集まって来ました。海上の上空をゆっくりと飛ぶ、ニャンタープライズ号、行きの時よりも、ゆっくりしている事に気づいた寅次郎博士…「!?」なんと、宇宙船の窓に、オーロラが、見えたのです。猫達は、ニコニコしながら窓の外を眺めています。「美しい…始めて見た…」「アクア操縦士が、帰りに、テラ観光しようと言ってくれましてね。これから絶景をご案内します」猫沢さんは、満面の笑みで、寅次郎博士に言いました。「オーロラに向かって、祈りましょう」「え?」寅次郎博士は、きょとんとしました。「テラビトの歌で、オーロラが願いを叶えると言う歌を聴いたのですが…?それは、テラの古くからの言い伝えではないのですか?」「言い伝え?知らないな…。そんな歌があるのかい?ロマンチックだなぁ、祈りか、なるほど…」寅次郎博士は、微笑みました。どうやら、猫沢さんは、偶然、どこかで、その歌を耳にし、古くから伝わる民族音楽のようなものと思っていたようです。彼には、創り手のDNAに刻まれた太古からの記憶が、音楽と言う媒体を使い、実体化された「原初の光」だと感じていたのです。その美しい歌は、とても心に響いていたのです。皆は、美しいオーロラを見つめ、任務の成功を祈りました。「本当に美しい…この星に生まれて良かった…」寅次郎博士は、本当に本当に心の底から、発しました。「私は、この星に来たかったんだ…」思わず、涙が溢れました。「本当に…テラは、素晴らしい星ですね」Σ‐41が、そう言うと真っ直ぐに、寅次郎博士の顔を見つめます。41の頭の上に、ちょこんと座る、小型ロボット猫ΣS-8も一緒です。「虎之助博士は、この美しいテラが、とても過酷で危険な星だと知っていました。任務遂行が困難な星…。当時のあなたは、全てを理解していました。次の行き先こそ、テラだと決めたのです。大きなリスクを覚悟で、全てを私達に託しました。これからも、私達は全力で、あなたをサポートします」Σ達は、凛々しい表情で、寅次郎博士を見つめます。まるで、父親を見るような眼差しで…彼は、かつて、初代のΣ達を作った生みの親…(Σ-41とΣS‐8は、子孫の猫居豹之助博士が、虎之助博士の設計図を元に復元し、改良を加えました。特に肉球の質感に力を注ぎました)未来の星の世界から来た猫型ロボットは、元祖生みの親を助けに来た。そんな風にも、見えました。「ありがとう」「寅次郎博士、見てください!綺麗ですよ!」ミッシェルが、指差した先に、美しい光景が広がりました。ピンクの湖が…「なんだこりゃ…!?」「レトバ湖。高濃度の塩分と藻の色素で出来た湖です。カンタスカラーナにも、ここと、よく似た海があります」猫沢さんは、故郷星を思い出すと、笑顔で話しました。地球は、摩訶不思議、様々な表情をみせる。沢山の生物や、物質達が、生きている星。彼等の任務は、続きます。その頃、作者は、様々な、食生活を見直しながら、以前よりも元気になった筈なのに、体を構成する為の何かが足りない…何が足りないのか、さっぱり解らない!…と…原因不明の背中の痛みに耐えながら、日々を過ごしていました。[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)   

星を繋ぐ猫達 《第9章⑧ ナタトリアとプラナダ》

日に日に気温が下がっていきますね。最近、生姜入りの味噌汁に、はまっています。画像は、カンタスカラーナのイクサフィーゴです。初期の頃に描いた、猫沢さん、とても凛々しいですね。現在の2代目イクサフィーゴ、シヴァは、カルカナルにより、力を封じられた状態であり、猫の星の危機を表しています。2枚目は、初代イクサフィーゴ、シヴァと開発者、猫居虎之助博士(現在の寅次郎博士)では、続きをお楽しみください。《第9章⑧ ナタトリアとプラナダ》帰路に向かうニャンタープライズ号猫沢さんは、猫谷エンジニアに、問いかけます。「何故、分かったんだ?」「到着して、すぐに自己紹介してたろ?あの時の寅次郎博士とナタトリア達の間の空気が、歪んでいたんだよ。コネコピアの時は、まっすぐ澄んでいたが、寅次郎博士が、プラナダと言った瞬間に、亀裂が走ったんだよ。危ないと思ってな…博士の周りに部下を配置したんだ…」「あの時、彼を若返らせて、どうするつもりだったんだ?」「博士は、ああ見えて男前だ。ミスマが気に入ったんだろ?それに、当時の記憶も曖昧だし、能力も長けている。うまい事そそのかして、グランティオス建て直しの仲間に引き入れたかったんだろな」「しかし、今、グランティオス建て直しの計画に組み込まれては[橋渡しの民]の任務が出来なくなる…」「それじゃ、困ると思わないか?過去の亡霊に囚われて、未来を閉ざされるなんざ、馬鹿げてる」猫谷エンジニアは、珈琲に似た飲み物、クロ・チャンを、飲みつつ、ツマミのナッツを口に放り込みます。「最初の辺りの違和感は察する事は出来たが、彼等が、どう出るか分からなかった…。ともかく、ありがとう。私達は、ナタトリアの美しい建造物に目を奪わ過ぎて見逃すところだった…」猫沢さんは、猫谷エンジニアに、深く礼をしました。猫の星での普段の彼は、船の整備士、時々、猫沢さんの研究音源発表会の、音響管理係を勤めていて、ほんわかしたイメージを持っていますが、いざと言う時、とても頼りになる存在です。「伊達に、星のお巡りさんやってる訳じゃない。あんな事は、朝飯前だよ」猫谷エンジニアは、笑いました。「ところで、ナタトリアにいたイクサフィーゴ達の中に、彼は居なかったな…?」猫沢さんは、あの時、猫の星から、やって来たイクサフィーゴを、必死で探したのです。ですが、それらしき姿は見当たりませんでした。姿形は、似ているのですが、寅次郎博士が、連れてきたイクサフィーゴは、異なる周波数を放ち、筋肉質です。ナタトリアのイクサフィーゴ達は、優雅に泳ぐ、金の錦鯉のような、しなやかな姿をし、極め細かな周波数を放っていました…「いなかったな…」二人は、深いため息をつきました…。「彼等は、戦士だと言っていたな。私達は、単なる無機質な生物だと思っていた…彼等は、私達に無償のエネルギーを与えてくれていたのだな…」猫谷エンジニアは、そう言うと、少し離れた窓際で佇む、寅次郎博士に目をやると、通り越して、虚空を見上げ、遥か遠くの故郷星で、カルカナルから、猫達を護る姿を思い出していました。二人は、思わず…「あぁ…目から、塩水が…」こんな時、猫庭博士なら、バスタオルで、顔を覆っている事でしょう…。「だが、彼等と遭遇した事は、全く無駄じゃない、貴重なテラのコアとコンタクトが取れた。そして、俺達の星との繋がりの謎が見えてきた。気を取り直して、イクサフィーゴを探そう…」「あぁ…」二人は、そっと、お互いの自室に戻りました。その頃、猫庭博士は、自室で、バスタオルで顔をおおっていました。隣には、猫沢さんの助手のロボット猫、Σー41の姿が…「よっちゃん…せっかく廻り会えたのに、こんな別れ、悲しいですね…」「悲しくはありませんよ。再び、手を取り合う未来への道が、開かれたのですよ」Σは、優しく、猫庭博士をなだめました。Σは、人工知能を搭載しプログラミングされた存在ではありますが、彼を、開発した猫居博士は、カンタスカラーナの知識の他に、移住以前の記録、はたまた、遥か遠くの猫達の歴史を、遺伝子のようにプログラミングしている為、あらゆる物事に対して、冷静に見つめ分析する事が、出来るのです。猫沢さん達の、質問や疑問に即座に答えられるように、作られているのです。「大丈夫です。遥か遠くの私達の故郷からのメッセージを、受け取る事が出来たのですから…」「ですが、テラビト達は、閉ざしたままです。あのメッセージを受け取ったテラビト達は、いるのでしょうか…?」Σは、少々困った顔をして…「…いるには、いるのですよ。かなりの人数が確認されているのですが、メッセージを受け取り、価値観がガラリと変わってしまったテラビト達が、堂々と表立って生きていく事は、難しいのですよ…。幼き心のテラビト達の奇異の視線や言動に堪えられず、心閉ざしてしまうと言うデータが、出ているのです…」「そうなんですか!!」再び、猫庭博士の目に、大粒の涙が溢れました。古代文明グランティオス王国…鍵を握る寅次郎博士、イクサフィーゴの謎、共通の故郷リラ…数々の謎を秘め、船は、間もなく、寅次郎博士の自宅に、到着します。[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)   

星を繋ぐ猫達 《第9章⑦ リラのコア》

気づけば、もう師走、2018年も、残りわずかとなりました。急に寒くなりました。気を付けてお過ごしください。先日、作品製作祈願に行ってきた神社に、お礼のお参りに行ってきました。紅葉が綺麗でしたよ。画像は、作品「百喜夜光☆ひゃっきやこう☆」の一部分です。先頭を歩くのは、アクア操縦士、ドクター猫宮、ジャッコ博士、チャット博士、猫居博士、猫沢博士のお兄さん、その他大勢です。では、続きをお楽しみください。《第9章⑦ リラのコア》広い客間に招かれた猫達と寅次郎博士、美しい幾何学模様の装飾が施された室内は、ゴールドが基調となっています。猫達は、何故か懐かしく感じました。猫の星にも、似たような建築物や装飾が、各所にあるからです。特に、エネルギー供給イクサフィーゴを囲むように作られたゴールドの装飾は、ナタトリアと似ています。このシステムを開発した、虎之助博士のセンスや好みだと思っていた猫沢さん達、どうやら、グランティオス文明の名残のようです。そして、元プラナダの民である、寅次郎博士は、ゆったりとした特別仕様の腰掛けに案内されました、護衛の猫達も、彼に付かず離れず、そっと同席しました。「Mr.カザマ、これから、地上人間界の周波数を解きます。少しは楽になるでしょう。あなた方は、少し離れて見守っていてください」 ミスマは、寅次郎博士にドーム型のシールドを張りました。年老いた寅次郎博士のホログラムボディーを、悲しげに見つめ、地球上の借り物のボディーとはいえ、あまりにも傷み激しく、なんとも言えない気持ちになりました…。地上では、たかが70年で、これほど劣化してしまうのかと…光に包まれる事、数分後、すっかり若返った寅次郎がいました。年の頃は、30代前後の姿…髪の毛は白いまま…猫達は、驚きます。「一時的に、ホログラムボディーの細胞を活性化させ時間軸の概念を外しました。あなたは、ここにいる間だけ、この姿でいる事が出来ます。地上に戻れば、自然と元の姿に戻りますわ」鏡に映った自分の姿を、まじまじと見つめる寅次郎博士、知らぬ間に可動域が狭くなっていた関節は軟らかくなり、肌の艶がよみがえっていました。「地上に戻れば、元の姿か…なんだか浦島太郎みたいだな」寅次郎博士は、思わず、ふふっと笑いました。若返った寅次郎博士の姿を、猫達は、目を丸くして見つめていました。「猫沢、前々から思っていたんだが…」猫谷エンジニアが、猫沢さんに、コソッと話しかけます。「なんでしょう?」「お前の眉毛、寅次郎博士の眉毛にソックリだな」と、クスクスと肩を震わせながら笑っています。「似てません!」「そうかい?二人共、いい眉毛してるよ」変なツボに入ったのか、猫谷エンジニアは、肩を震わせていました。「変なヤツ…」猫沢さんは、眉をしかめながら、ソッポを向きました。大きなテーブルに、美しい器に盛られた綺麗なフルーツのような食べ物に、目が行く猫達それを見た、寅次郎博士「これは、[あの頃の私]が、好きだった物だ…」表情が、緩みかけた寅次郎博士に、「そうでしたか、よろしかったら召し上がっていただいても良いのですよ」ミスマは、微笑みました。思わず、手を伸ばそうとした寅次郎博士の手に、猫パンチをする猫谷エンジニア「寅次郎博士!ここの世界の食べ物を口にしてはいけません!皆も食べないで下さい!」キョトンとする寅次郎博士に、猫谷エンジニアは、キツく言い放ちました。「何故?」「地上に戻れなくなります!」その時、猫沢さんは、扇で隠れたミスマの口元が、一瞬、唇を噛み締めたかのように見え、目を疑いましたが、猫谷エンジニアの部下達の動きが、最初から慎重だった事にハッとしました。すると、猫谷エンジニアは、ツジンシ達に伝えたのです。「歓迎の席、お招き頂きまして、ありがとうございます。率直に伺います。あなた方が、私達をここに導いた理由を教えてください」鋭い眼光を放つ猫谷エンジニア、一瞬、端正な顔をひきつらせるツジンシ…「な、なかなか勘が鋭い方々ですね…。お答えします。グランティオスの復活です。私達は、長い間、海底に身を隠し過ごしてきました。地上に再び、王国を建て直す為、力を持った者達を集めているのです。あなた方にも協力していただきたいのです」それを聞いた、猫谷エンジニアは、ハッキリと…「お断りします。集めている?と言うことは、この世界に集められた者達が、多数居るのですね?しかし、今の地上は、あなた方のいた頃の周波数と全く異なります。耐えられないと思いますが?」猫谷エンジニアは、冷静さを保ち淡々と、話しています。彼は、猫の星を護る特殊任務を請け負うシークレットな存在。いつも黙々と、宇宙船やフラクラフトの整備士として働いています。その姿からは、想像出来ない凛とした姿に、猫達は、再び驚くのです。「大丈夫です。ほんの数百年後には、すっかり変わっていることでしょう」ツジンシは、手のひらに地球の映像を浮かせて、転がしました。「確かに、現在のテラの周波数は、変化し続けていますが、それは、あなた方の仕業ですか?」「いいえ、私達ではありません。地球のコアです。地球は、私達が地上で暮らしていた頃の周波数に戻ろうとしているのです」「地上人は、どうなるのですか?」「真理に導かれし選ばれた僅かの人間を残し、ほとんどが、沙汰されるでしょう」ツジンシは、目を細め、口角を、片方上げる仕草をしました。「沙汰…?皆を救わないのですか?」会話の間を縫うように、寅次郎博士は、思わず、口を開きました。「救う?何を言っているのです?あのように退化してしまった人間達が、この先も生きていけると思うのですか?何も知らずに滅ぶのを待つだけの人間達を…?」ミスマの、美しい顔に刻まれた醜い皺が現れたかと思うと、一瞬で消えてしまいました。それを見た猫達は、ゾッとしました。「あなたがたは、あの頃と全く変わっていないのですね…」寅次郎博士は、再びハッとしました。あの頃の記憶が、ほとんどない状態なのに、思わず口走ってしまった言葉を手で覆いました。「プラナダの民は、綺麗事など言っているから、生き残れなかったのでしょう」ミスマは、静かな冷笑と口調で、言い返します。「そちらこそ、妙な選民意識を振りかざし、勝手に振るい分け[人柱]として私達を差し出し、逃げ出したのでしょう?我々王族をも、死の淵に追い込んだあなた方が、現在も、生きていると知った時、どんな気持ちになったか…」寅次郎博士の瞳の奥は、怒りに満ちています。心の奥底に仕舞い込み、蓋をしていた想いが、表に現れたのです。途切れ途切れながらも、あの頃の記憶を、取り戻す彼は、過去の亡霊と化しています。「まずい…。猫沢、寅次郎博士の根っこの部分の意識が表面化し始めた。途切れていた時代の記憶まで、さかのぼってしまっては彼の[精神体]が、危険だ。止めなければ…」猫谷エンジニアは、暴走しかけた寅次郎博士を止めます。彼の額に、ある鉱物を押し当てると、一瞬で、元に戻り、落ち着きを取り戻しました。我に返った寅次郎博士は、キョトンとしています。「ツジンシ様、ミスマ様、今一度、考え直してみませんか?地上人共々融合した世界を創りましょう。我々が受け取ったテラのコアからのメッセージは「宇宙全体が、ひとつになる事」です。リラの時代の過ちを繰り返さない事です!」猫谷エンジニアは、キッと睨み付けるように言い放ちました。「戯れ言を…!」二人は、何かに取り憑かれたような、恐ろしい般若のような形相に…哀れにも、彼らもまた、過去の亡霊に操られているのです…猫谷エンジニアは、先程、寅次郎博士の額に当てた鉱物を、スッと二つに分け、二人の額に押し当てると、先程の穏やかな表情に戻り、猫達は、ホッとした表情になりました。落ち着きを取り戻したミスマは、猫達に語りかけます。「カンタスカラーナの民よ…あなた方もプラナダの民と同じなのですね…哀れです…これ以上引き留めておく理由はありません。お引き取りください…」ツジンシとミスマは、悲しそうな表情です。「あなた方、ナタトリアの民も、いずれ、テラのコア…いえ、リラのコアの真の心が、響く時が来るでしょう。再び力を合わせる時が来ます。その時まで、暫しのお別れです…」遠く長い年月をかけ、ようやく廻り会えた喜びも、つかの間、解り合えなかった哀しみを握り締め、お互い背を向けました。猫達は、席を外します。その時、ミッシェルが、二人の元にかけ寄りました。「本日は、お招き頂きありがとうございました。いつかまた、笑顔でお会いしたいです。私は…あなた方を信じています」そう言うと、スッと猫達の列に戻り手を降りました。寅次郎博士は、猫達に手を引かれながら、宇宙船に戻っていきます。乗り込んだ猫達の船は、赤い門の上を通過すると、美しかったナタトリアの景色は消え、物悲しい海底の姿が広がりました。寅次郎博士は、無言で、窓からの景色を眺めていました。宇宙船の中にいる間は、時空が異なる為、若さを保っています。そんな姿を見ていた、調査メンバーの女性宮司であり学者のターラ女史が、「ミスマ様は、寅次郎博士をナタトリアに引き留めたかったのね…」「なぜ、分かるんですか?」ミッシェルが、聞き返します。「そのうち分かるわよ。博士は全く気づいてないみたいだけどね」「ターラさん…私、あの人達が、悪い人ではないように思えます…」「この世界に、善いも悪いもないわ…」ターラ女史は、微笑みながら、自分の部屋に戻っていきました。宇宙船は、寅次郎博士の自宅を目指します。[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)