福ねこ屋.猫絵師ちさと

ご訪問ありがとうございます。猫絵作家の『ちさと』です。岐阜を中心に作品展やイベント参加しています。

2004年より、ギャラリーディマーシュにて初個展と同時に本格的に猫作家として活動を開始

地元数店のお店にポストカード等委託開始

毎年、数回の個展や、グループ展を地元ギャラリーにて参加や開催

だいたい毎年、名古屋クリエイターズマーケット出展

岐阜県多治見市の酒蔵「三千盛」蔵開きイベントにて、ライブペイント

岐阜県東白川村「森の美術展」出展(屋外、森林にて展示)

2011年、2012年 愛知県瀬戸

記事一覧(94)

星を繋ぐ猫達《第8章27 アディオス 》

先週の猛暑は、どこへやら?いきなり涼しい気候に…?扇風機だけで過ごせるのが、嘘のようですね。画像は、1枚目は、2018年の個展にて発表しました。猫曼荼羅「雲外蒼天」2枚目は2016年個展作品「美しきメッセンジャー2」(こちらの原画は、高円寺、猫の額さんで実物をご覧いただけます)※原画作品、ポストカード、招き猫作品は、猫の額さんで、販売しております。では、続きをお楽しみください。《第8章27 アディオス》明朝、いよいよ、カミシロ族達が、地球を離れる日が、やって来ました。村人総出で、見送ります。村長は、祭りの後、村人達に、調査隊の調べにより、鬼が宇宙人であった事と、誤って封じ込めてしまった事を伝えたのです。村人によっては「宇宙人だなんて、おっかない、鬼伝説の方がよほどマシ」「架空の物語として夢を持たせてほしかった。残念だ」等と、存在する現実と、よくわからない恐怖心からか、認めたくないと、心無い言葉を放ち、断った者もいました。はたまた、事実を知り、彼等が、300年ぶりに還る事が出来ると知り、同情する者、是非とも見送りたいと言う者、好奇心だらけの者、村人の大半が、彼等を見送りに宇宙船のある基地へ集結します。 マゼラン遠隔修理班により、整備された宇宙船は、地下格納庫から出され、巨石群の上に一定の高さを保ち浮き、朝日を浴び、シルバーに輝く百メートル近い楕円形の船に、村人達は、見入っていました。約100名のマゼラン星人達は、神楽屋から出てくると、猫達の小さな輸送船3機に乗り込み、宇宙船に向かいます。寅次郎博士達は、車で駆け付け、その後を、松方さん一家の車が…いよいよ、別れの儀がはじまろうとしています。初めて、マゼラン星人達を見る村人達、手足が長い以外は、非常に地球人と、よく似ていて、親しみを感じていました。猫達から贈られた、シルバーの、クリエネルのマントを纏った姿は、とても、かっこよく見えたのです。松方さんが、何やら大きな桐の箱を、家族総出で、台車に乗せ、センジュ族長の前に持っていくと「あ、あの、これ、お返しします!」「これは?」「先祖が、あなた方の村から持ってきてしまったモノです…」「しかし…これは、あなた方にとっても、大切な物では…?」「良いのです…私達の村は、もう、これに頼らなくても大丈夫なんです。で、ですから、星で使ってください!」「…ありがとう…良い船が造れます」「それと、これ…」センジュ族長の目尻が、ふにゃりと緩みました。「おぉ、これは…」300年続く老舗の、栗羊羮に、目を輝かせます。「宇宙船の中で皆さんで食べてください…」「…ありがとう」そして、後ろには、千寿一家が…「さぁ、大きい大きいおじいさんに、御挨拶しようね」生まれたばかりの、とても小さな赤ちゃんを、抱き抱え、センジュ族長の腕に抱かせます。「おぉ…なんと可愛い…」赤ちゃんは、まだ視力の定まらない視線を、族長に合わせ見つめ微笑んでいます。「そうか、そうか、会えて嬉しいか、私も嬉しいよ。また、地球に来るからね」族長は、赤ちゃんに優しく話しかけます。村人達が、一瞬ざわつきましたが、千寿氏は、構わず、「この子は、祭りの後に生まれた、私の孫です。あなたの面影もあります。そして、こっちは、私の息子。私達は、マゼラン系の地球人として、この星で生きていきます」千寿氏の息子は、すらっと手足が長く、モデルのよう、そう、あの時、祭りの後の宴会場にいた「もしかしたら、鬼は宇宙人かもしれない」と、言っていた青年です。「そうか、一緒に帰れないのは残念だが、仕方ないな…」「地球人のDNAを持っていますから…ですが、私達は、地球人として生まれた事を後悔していません。ようやく、約束を果たせました」「マナタカ、ヨシツギ、ミライ…ありがとう…」お互いの肩を抱き合うと、今生の別れの惜しみました。また会おう。と、約束しても、実現するのは更に先…「間もなく、特別直通ワームホールが開通します。出発準備願います」寅次郎博士と猫沢さんが、ライトを片手にもち、宇宙船を誘導、カミシロ族達は、宇宙船の扉が開くとマントをたなびかせて、入っていきます。 出発準備が整い、いよいよ、ワームホールが開きます。300メートル近い上空の、 何もない空間が、大きな渦を巻き、渦の中心部が口を開けるように拡がると、そこには、まばゆい虹色の光の空間が現れ、村人達は、巨大な美しい光のトンネルに、言葉を失い見つめています。 宇宙船は、ゆっくり浮上しワームホールの中に吸い込まれたかと思うと、静かに閉じ、何事もなかったように、青空は広がっていました。寅次郎博士達と、猫沢さん達は敬礼をしながら、暫く、じっと空を見上げていました。千寿一家も… 「風天(かざま)さん、猫くん…何から何まで、ありがとう…無事に、彼等は、還る事が出来ました…」千寿氏は、目に沢山の涙をため、寅次郎博士の手を握りしめます。「良かったです。私達も、ようやく、任務(約束)を果たせました」側にいた村長が、「寅次郎さん、ありがとう。天国の親父も喜びます」「私達の任務は、まだ終わっちゃいません。この瞬間から、神城村は、新しい歴史を刻み始めたんです。これから先、皆の協力が必要です。今後とも、よろしくお願いします」寅次郎博士は、村長の目を見つめ、しっかと手を握りしめると、村長は、力強くうなずきました。 それを見ていた、猫庭博士は、昔、よく聞かされた話の中で、祖父、十三郎が、虎之助博士に、星の未来を託された日のエピソードと重なり、まるで、あの頃の、祖父が目の前にいるようだと、思わずにはいられませんでした。[猫伊虎之助]かつて、猫の星カンタスカラーナを、カルカナルの魔の手から、守った猫であり[橋渡しの民]そして、現在、彼は、地球人[風天寅次郎]として、生きているのです。彼の中の、長きに渡るタイムラグの穴が、パズルのように、埋まっていきます。寅次郎博士は、約20年前の、あの時、心身共に崩れかけながら、この村に導かれるように、やって来た日の事を思い出していました。導いてくれた猫の星の民、美しきメッセンジャー、女性科学者、ジャッコ博士。過去の自分が託した、メッセージを託して現れた彼女の想い。その想いは、ようやく実を結び、(過去)虎之助から(現在)寅次郎へ、時を超え、時空を超え繋がり、本来の力が、発揮されるのです。寅次郎博士の、周りの周波数の変化を、静かに見つめる猫沢さんは、謎多き[橋渡しの民]の素顔を、垣間見た気がしました。 (猫沢博士、バミューダ海域に変化が現れました)上空で、待機するニャンタープライズ号の、アクア操縦士から、テレパシーが届きました。(了解、すぐ船に戻る) 「寅次郎博士、私達は、これにて、おいとまします。バミューダ海域に行ってきます」「…あぁ、君達もありがとう!」「寅次郎博士…ちょっとお疲れのようですね。これをどうぞ」猫沢さんは、小さな銀の粒を、数粒、渡しました。彼のホログラムボディー(肉体)は、70年余りの時を重ねているのですから、無理はありません。維持していくには、大きなエネルギーが必要なのです。「私達の星の疲労回復の実です」「はは、懐かしい!ありがとう」寅次郎博士は、早速、口の中に入れました。「カンタスカラーナの頃を思い出す…この実には、随分、世話になったよ」「では、また、のちほど、報告します!」猫沢さん達は、上空に待機する船に乗り込みました。「寅ちゃん、あの猫達は、一体…?」まだ、完全に状況を、把握していない、村長の息子、火水斗が、疑問を投げ掛けました。「そうだったね、君には、本当の事を話さなくてはね…うち来るかい?」「おお!」回復の実で、すっかり顔色が良くなった寅次郎博士は、火水斗と共に、屋敷へと向かうのでした。2015年の冬の入口…新生神城村の歴史は、今、始まったばかりです。[第8章 おわり]長きに渡りました。第8章、お付き合い頂きまして誠にありがとうございました。次回から第9章が、始まります。 (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)   

星を繋ぐ猫達 《第8章26 宴②》

暑いですね。ようやく体調を調整出来るようになりましたが、外の暑さに溶けてしまいそうです皆様も気を付けて、お過ごしください。画像は、何度となくアップしている作品。2016年6月個展作品。「橋渡しの民、風天寅次郎」「猫沢博士」です。(作品のポストカードや原画、オリジナル招き猫作品は、高円寺 猫の額さんにて購入可能です)では、続きをお楽しみ下さい。《第8章26 宴②》寅次郎博士が、カミオンのメッセージを伝えます。涙するカミシロ族、しかし、千寿氏、橋渡しの民以外の、村人達には何を言っているか解らずキョトンとしています。それも、そのはず、このメッセージは、宇宙言語…センジュ族長達は、コクリと頷き、満面の笑みを見せました。次に村長が、鬼伝説を撤回した事や、神社のしめ飾りを外した事を伝えたのです。 あの、しめ飾り、実は、ただのしめ飾りではなく、彼等の神通力を封じ込める為の道具のひとつでもあったからです。ようやく、二重三重にされた封印を、全て解き放ったのです。「さぁ、乾杯しましょう!」村長の合図と共に、宴は始まります。カミシロ族、地球での最後の夜は、最高のものになり、神城村の新たな門出の日となりました。火水斗は、近くにいたカミシロの民に、質問を投げ掛けていました。あの村外れにある巨石達を、どうやって動かしたのか?と…「あぁ、あれかね、声だよ」「声!?」火水斗は、目を点にしていました。それを聞いた、寅次郎博士が、フフっと笑うと「火水斗くん、ちょっと実験してみようか?猫君たち、協力してくれるかい」寅次郎博士は、火水斗を、猫沢さん達の輪に入れ肉球を繋がせ、床の間に飾ってあった水晶玉を円陣の真ん中に置くと…「火水斗くん、猫達と一緒に「にゃ~~~」と、言ってみてくれ」十四人の猫達は、一斉にハモりはじめると、火水斗も慌てて声を出します。すると、バラバラだった「にゃぁ~~~」は、やがてひとつの「にゃぁ~~~~~」になり母音の「あ~~~~」だけが残り、更に「阿~~~~~~」になると、何層もの重なる空気が波紋のように拡がり、真ん中にあった水晶が、ゆっくりと浮き上がりました。どんどん上昇し天井に近付いた頃…「はい、止めて!」水晶は、ゆっくりと、畳に降りていきます。「す、すげー…」「声や言葉は、ただのコミュニケーションの道具じゃない、エネルギーそのもの。そのような事、皆、薄々気づいているはず…」目の前に現れた現象に驚く、村人達、軽いデモンストレーションを見せた後、寅次郎博士は、さも、当たり前のように説明します。「こんな事、この世界の《常識》では、ありえないでしょう?」火水斗達は、強く、うなづきます。「私達は《常識》と言う《概念》の世界で構築された空間を《全て》だと信じ、外側の世界を知らない。いや、知らされていない…」「知らされていない…?」「このような事は、別に知らなくても支障なく、地球で生きていく上で、問題なく見える」「…知らなくても、問題ない…?」「全くね。ところが、私達にとっては、大問題なのです」寅次郎博士は、広間中央へ、猫達と共に横並びに進み、センジュ族長の隣に立ち、振り向き、地球人である村人達を見つめます。「現在、地球人達の意識は、真空パック状態のようになっていて、私達地球外生命体及び、宇宙の意思は、拒否されている。そろそろ気づいて欲しい…」 寅次郎博士は、淡々と話します。しかし、言っている意味が、作者にはイマイチ、ピンと来ない…記録係として申し訳なく思いつつ、言葉を追いかけ綴るばかり…「な、何に気づけばいいんだ?寅次郎さん…あんた、一体、なにもんだ…?」松方さんは、いぶかしげに問いかけます。「…銀河救助隊のようなもの…と、でも言っておきます」「銀河…!?あんた人間じゃないのか?」「いえ、人間です」松方さんは、チンプンカンプンです。「無理に理解しようとしなくても良いんですよ。頭が混乱するばかりですから…」 急遽、猫達は、松方さんの脳が、オーバーヒートを起こさぬよう、冷却するため、ごろごろと喉を鳴らし肉球を彼の手に添えます。彼は、短期間のうちに、起きた出来事を、処理しきれないまま、パニックを起こしているのですから…落ち着きを取り戻した、松方さんは、問いかけます。「き、気づいたら、どうなるんだ…!?」「今以上に、この星を尊いものと感じるでしょう。大丈夫ですよ」寅次郎博士は、真剣な眼差しで答えます。出来る限り刺激を与えず、優しく噛み砕いて言葉を組み立てますが、何故だか難しく聞こえ通じない…。尊い?とは…?「尊い…?さっぱり意味が解らん…あんたの言ってる事が解らん…」松方さんは、隣に座る村長に、涙ぐんで、訴えます。「そ、村長…私は、一体、どうすれば良いのですか…」 「どうするもこうするも、いつもと変わらぬ生活をしてください」村長は、穏やかで全く動じていません。「し、しかし…今まで、否定していた物事が、全てひっくり返された私の身にもなってください…見る世界が変わってしまったんですよ…こんな、かわいい宇宙人が居たなんて…」松方さんは、猫沢さん達を見つめます。「彼等は、シリウスから、やって来たんですよ。宇宙は広いんです。この宇宙に、地球人だけだなんて寂しいじゃないですか?仲良くしてやってください。ところで、松方さん、神城UFO伝説の資料作りに、協力してくれませんか?」「え!?」「無理は言いません。気が向いたら私に言ってください。ささ、飲みましょう!ビールどうぞ」宴は、夜遅くまで続きました。明日は、いよいよ、彼等を、マゼラン星に送り出します。外では、カンタスカラーナ秘密捜査部隊の猫達が、マゼラン星直通ワームホールの出現を待っていました。同時に、カルカナル達に、目をつけられぬよう見張っています。[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)    

星を繋ぐ猫達 《第8章25 宴 》

暑い日が続きますね。つい先日、岐阜は40度を越え、現在も通常気温が30度を軽く越える毎日です。画像は、昨年の熊本のイベントで出展した。招き猫作品です。40センチの大きな招き猫作品は、高円寺、猫の額さんにて御覧いただけます。(他、ポストカードやミニ招き猫作品も、絶賛委託販売中ですよ)では、物語の続きをお楽しみください。《第8章25 宴》いよいよ、宴が始まろうとしています。神楽屋の2階広間は、賑やか、送別会場に、村長達が、挨拶にと駆けつけています。村長の隣には、松方さんの姿が…「松方さん、大丈夫だよ。こわがりなさんな」隣の席で、小さくなる松方さんは、心なしか震えています。村長が、立ち上がろうとした横を駆け抜け、突然、松方さんが、広間の中央に躍り出たかと思うと、土下座をしたのです。「す、すまなんだ!本当に申し訳なかったぁっっ!!」いかつい顔を真っ赤にし、ポロポロと涙が伝います。会場は、騒然となりました。センジュ族長が、長い手足を器用にたたみ、スッと平行移動して、松方さんの前にチョコンと座りました。「松方さん、顔をおあげなさい」優しい声をかけます。「わ、私の先祖達が、あんた方を陥れてしまった…あんた方は、悪くなかった…あの時、先祖が、頻繁にここを訪れなければ…ひどい目にあわせる事は、なかった…本当にすまなんだ…」松方さんは、顔を下げたまま…「あなたの先祖が、住んで居たのは、戦に負けた兵士達の隠れ里でしたね…命からがら戦場から逃げ、飢餓状態であった事、戦で沢山の人々を殺めてきたのを知っていましたよ。辛かったろうに…」「な、なぜ…ご存じなんですか?」「我々は、千里眼と言う力で、あなた方の素性は視えていたんです。ですから、あの山を、地球人であるあなた方に、返そうと、星へ還る矢先の出来事でした…」「え?」「あなた方に、生き延びて頂きたかったのです」族長は、やさしい声は、静かに響きます。村長は、すっと目を閉じて、うなずきました。「松方さん、あなたは、初代の方に、よう似ておられる。会えて良かった。いつも、私の好物をありがとう…」松方さんは、言い伝えを、しっかり、守っていたのです。鬼を封じると同時に鎮める為に、毎年、祭りの時期になると、栗羊羮とお酒を、こっそり、蔵の前に、お供えしていました。本当の理由なんて知りません。「わ、私は、ただ、あなた方が恐ろしくて…その、言い伝え通りにしてきただけです…それに…それに…」 族長は、言葉の先を止め、微笑むと、松方さんの手を握りました。そして、再び平行移動し、村長達を前にして、深くお辞儀をしました。村長の横には、後から入ってきた、千寿氏、橋渡しメンバー、調査隊、神楽屋スタッフ一同と、猫達が、ずらりと座っています。 寅次郎博士と猫谷エンジニアが、1歩前に出ると、「センジュ族長…いえ、センジュ船長。帰還への道程、大変お待たせしました。任務お疲れ様です」二人は、敬礼します。「至れり尽くせりの、もてなし感謝いたします」センジュ族長を始め、カミシロ族達全員、深く深くお辞儀をしました。「明日の明朝に、マゼラン直通ワームホールが開通します。それまで、ゆっくりお過ごしください。これは、クリエネルの繊維で作ったマントです。ワームホール移動中に急激に環境が変わりますので、着用してください」猫谷エンジニアが、猫の星から急遽、取り寄せたマントは、猫達が着ているシールドスーツの生地と同じ、あらゆる環境変化に耐える事が、出来ます。「ほう、これは見事な繊維、かたじけのうございます」不思議な素材で出来た、キラキラと輝くマントに、みな、大喜びです。一着一着、猫達によって、手渡されていきます。次に、寅次郎博士が、ポケットから未知太郎(カミオン)からの伝言メモを、取り出しました。[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)    

星を繋ぐ猫達 《第8章24 異星文明交流》

先日、私の住む地域周辺が、最高気温を記録しました。暑い日が続きますね。画像は、過去作品、猫の額さんにて、チャリティー販売用に製作したものです。(高円寺、猫の額さんでは、ポストカード、原画、インド女神招き猫等を、委託販売していただいています。猫好きさんには、たまらない猫雑貨&猫ギャラリーです)では、お楽しみください。《第8章24 異星文明交流》三日後の昼下がり、カミシロ族一行は、帰還前の地球観光中、猫達の宇宙船ニャンタープライズ号に乗り込み、広いデッキから、地球を眺めていました。もちろん、カンタスカラーナのメンバー達も一緒、超小型自動翻訳機をインカムに差し込み、会話を楽しみます。異星文明交流です。「なんと、美しい星だろう…」センジュ族長達が、青く輝く地球を、しみじみと眺めていました。楽しげに過ごすカミシロ族を見つめる、二人…「猫沢、良かったな」猫谷エンジニアは、猫沢さんに話しかけます。「彼等は、長い間、テラの地下に閉じ込められ、この日を待っていたんだ。本当に良かった」猫沢さんは、嬉しくて仕方ありません。任務先の地球上で、遭遇した異星人達と、すれ違うように出会います。つい先日送り出した音を操る宇宙生命体、通称「仏の六さん」も、仲間達と共に盛大に送り出したばかり、彼は、今頃、どうしているだろうか?すでに、記憶は解体されてしまったのか…?と、そんな事を、考えながら、寅次郎博士がくれた。カリカリおやつを、摘まんでいました。2番目の最年少の調査メンバー 、ミッシェルが、美しい歌声を披露しています。先祖から伝わる、星達の歌の中には、 マゼラン星雲をテーマにした歌もあり、カミシロ族達は、大喜び、その歌は、まさに、彼等の故郷の歌だったのです。透き通るような、清らかな歌声に、癒されています。その頃、神楽屋の製麺部屋では、昼の営業を終えたあと、寅次郎博士と火水斗は、ひたすら蕎麦を打っていました。兄弟子 と弟弟子が、仲良く蕎麦を打つ光景は珍しい。と、従業員達の間では、もっぱらの噂。とても楽しそう。「寅ちゃん、じぃさんは、この村に、鬼達を助けに来てたんだな…」「そうさ、約束を果たしにね。鬼と言う誤解を解き、彼等を故郷に還す事が、本来の師匠の仕事だった。ようやく、ひとつ完了するよ。協力してくれてありがとう」 寅次郎博士は、お礼を言いました。彼等の協力なしでは、出来なかった数々の任務が、無事に終わろうとしています。「俺さ、宇宙人とか、UFOとか、妖怪とか、あんま興味ねーんだけどさ、あの御輿や宇宙船見たら、あぁ普通に居たんだな。俺達が、気づかなかっただけだと思ったんだ…」火水斗は、宇宙人は、架空の生物ではない事と、改めて感じていました。「そうさ、現代の人々は、宇宙人に対して、ネガティブなイメージを植え付けられ、幻を見せられているんだよ…」「寅ちゃん、もしさ、たとえばさ!「宇宙人は普通に存在する」と、思う人々が増えたらどうなる?」「うーん、何かしら変わるだろうね。ただ、今は、宇宙人に対して、侵略や恐怖や不安とセットで「宇宙人は存在する訳がない。あり得ない。空想に過ぎない。仮に居ても微生物程度」と言う概念が、普通になってるだろ」「あぁ…NASAが発表してるのは、無人の惑星の生命の痕跡やら、微生物の存在ばかりだしな…」「それらの概念の層(周波数)が、一種のフィルターになった地上では、安易にUFOや宇宙人達は、見えないのさ。時々、映像や肉眼なんかで見えるUFOが現れて、大騒ぎになるだろ?あれは、わざと周波数を合わせて人間達に、デモンストレーションとして、見えるように出現してるだけさ。小出しに現れては、人間達の概念を壊しているんだよ」「へ~なんか、よくわかんね~けど、すげーな!」「ま、解らなくても構わないよ」寅次郎博士は、にこやかに、カミシロ族の為の蕎麦を、丁寧に箱に入れていました。厨房では、料理の盛り付けが進みます。従業員達には、蔵に眠っていた、宇宙の客人達が来ると伝えてあります。この店に集まってくる従業員達は、不思議と、そのような客人達を、抵抗なく迎える事が出来るのは、彼等自身も、異常に勘が強かったり、地球外生命体と対面したり[常識]と言われる概念の枠から、少しばかり外れた所にいる為です。[類は友を呼ぶ]と言う言葉は、あながち、嘘ではありません。個々が発する周波数は、共鳴し合うのですから…[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)     

星を繋ぐ猫達 《第8章23 カミシロ族帰還計画》

日々、気温が上がります。先週、熱中症になってしまい、激しい頭痛と微熱と発汗に襲われましたが、完治しました。油断できませんね。みなさんも、命優先で過ごしてください。画像の作品は「猫沢兄弟の大冒険」寅之助博士の形の気球に乗って出発です。猫沢博士には、お兄さんがいます。子猫時代の思い出の場面です。(ポストカードは作っていません)クラゲは、4月に沖縄旅行に行き 美ら海水族館で撮影したものです。では、続きをお楽しみください。《第8章23 カミシロ族帰還計画》千寿氏宅に集まった、寅次郎博士達は、帰還計画を立てています。村人達には、カミシロ族の帰還を公言せずに、静かに、送り出す事に…異星人に対しての、偏見や先入観からの摩擦を避けたかったのです。 同じ頃、地下シェルターでは、猫谷エンジニア達が、現在の外の様子と、帰還に伴う誘導の手引きを説明しています。生き残ったカミシロ族達の人数100名(300年前に来た時の十分の一。彼等の平均寿命は約500年)千寿族長が、「あ、あの…神楽(カミオン)さんの蕎麦を食べてみたいんじゃが…昔、一度だけ食べたことがある。今も食べれるのかね?」「勿論です」族長の表情が、パッと明るくなりました。「そうだ!みなさんもどうでしょう?地球から離れる前に、美味しいものを食べましょうよ!」猫谷エンジニアが、提案します。皆の表情が、輝きます。神楽屋の大広間に、カミシロ族のみなを招いて、宴をしよう。と、幸い、神楽屋の従業員達は、あまり偏見等、ありません。それを、テレパシーで受け取った寅次郎博士は、「いいでしょう。火水斗くんに聞いてきます」「どうしたんですか?」「彼等を送り出す前に、盛大な送別会をします」「は、はい!?」「神楽屋の2階広間を貸し切りましょう」「え!?」千寿氏は、びっくりです。 「どうせなら、明るい気持ちで、送り出しましょうよ」突然の宴会の予約電話を入れてきた、寅次郎博士に、火水斗が、スマホを落としました。「三日後に、100人の宴会だって?カミシロ族御一行様?…寅ちゃん…突拍子ねぇなー!しゃーねーな、OKだよ。そんかわし手伝ってくれよ」寅次郎博士は、電話を切ると、にこやかに、ポンと手を叩き 「OKです!三日後の夜7時、貸し切りました」「は、速い…」千寿氏は、目を点にしていました。その頃、シェルターでは、地上での宴会に大喜び、族長は、満面の笑みです。「何年ぶりかいのう?昔は、地上で、皆で、よく宴をひらいたものだ…」涙を浮かべていました。やっと故郷の星に還れる安堵の気持ちと、あの時の蕎麦の味…地球で失った通り過ぎた時間…様々な事柄が脳裏を巡ります。「今日の夜、宇宙船に荷物を運び込みましょう。私達の運搬機を、お貸しします」「か、かたじけない、シリウスの方々、帰還した折りに、改めて、あなた方の星に伺います」族長は、猫谷エンジニア達に、深く深く礼をしました。「ぜひ、来てください。カンタスカラーナ自慢の絶景を、お見せしますよ!」 猫谷エンジニアは、考えます。惑星間で起こる、数々のタイムラグやバグは、決して、誤作動や、間違いではなく、起きるべきして起きたのだと…だとしたら…猫の星で起きている、カルカナル復活も…と、思わずにはいられませんでした。場面が替わり…新たな、神城村の伝説が生まれる頃、作者は、相変わらず、検討違いの食生活に勤しんでいました。以前よりも、体調も良くなり、元気になった作者方々から「痩せたね」と言われたり「疲れてる?大丈夫?」と心配されたり…不思議に思いながら、日常を過ごしています。その頃、猫沢さんは、宇宙船の食事担当の花音(かのん)さんと、テラビトサンプル達の、食生活データを眺めながら…「このままでは、カルカナルの餌食だ…サンプル1号に至っては、私の言った事を、まるで理解していない…早く気づかせないと、私達とのコードが切られてしまう…」猫沢さんは、頭を抱えていました…[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)     

星を繋ぐ猫達 《第8章22 マゼラン遠隔修理班到着》

30年位前の、今頃の、最高気温が26度や27度、今やその+10度…通常最高気温が30度を越える毎日、扇風機だけで過ごせた時代を懐かしく思います。暑いですね。画像は、2017年個展作品です。「クラゲ宇宙」暑いので、涼しげな作品をアップしました。(ポストカード、作品原画、招き猫作品の、ご用命は、高円寺、猫の額さんへ。委託販売して頂いています)では、続きをお楽しみください。《第8章22 マゼラン遠隔修理班到着》着々と、帰還の準備は進められます。マゼランからの遠隔修理班達は、故障箇所データを元に、無人宇宙船に、部品を積み込み、最速ワームホールをくぐり、地球に、たどり着こうとしています。猫沢さんと猫谷エンジニア達は、カミシロ族の採掘宇宙船で、彼等の到着を待ちます。猫谷エンジニア率いる、特殊捜査官の猫達は、仕事柄、宇宙に広がる惑星の生命体との接触に、慣れている為、大活躍。無人宇宙船が、到着すると慣れた様子で、遠隔ロボット達と、挨拶を交わし、修理作業をテキパキとこなしていきます。猫沢さん達も、手伝います。「彼等のエネルギー物質とは、これなのか…これを、あの形状に加工して回転させる原理で、この船を動かしていたんだな…」猫谷エンジニアは、応急処置されたエンジンルームを、覗いていました。エンジンルームに浮かぶ、幾何学の形にカットされた人工の金の部品、マゼラン修理人によると、地球からマゼランまで稼働させると、擦りきれて消失してしまうと言います。純金なら、その問題はなく、長い渡航が可能と教えてくれました。「なるほど、私達の星で言う、クリエネルのような物だね」猫沢さんは、感心します。星によってエネルギーの作り方や使い方が違うのです。猫の星では、生活用エネルギーは、イクサフィーゴ。その他のエネルギーは、星の大気とクリエネルと言う鉱物を使い、エネルギーを、生み出しているのです。クリエネルは、地球の水晶に似ていて、多くのケイ素を含んでいますが、全くの別物。猫達は、主に、乗り物を動かすエネルギーとして使っています。フラクラフトにも、搭載されています。(ちなみに、猫沢さんの助手のマシン猫の、ΣS‐8(はっちゃん)のボディーは、クリエネルを加工した、強化クリスタルに似た物質で出来ています。Σ‐41(よっちゃん)のボディーは、チタン合金です)たちまち、宇宙船の破壊されたドアや、外装が、遠隔ロボット達の手により、修復され、実に機敏に動き滑らか、見ていて引き込まれます。 手伝う、捜査官猫達は、共通宇宙言語を習得しているので、作業も、とても、スムーズ。 猫の星の捜査官達は、秘密部署、星の猫達が、平和に過ごせるのは、彼等の活躍のおかげです。そんな彼等のサポートが、宇宙船修復を早めました。緊急援助要請から到着し、2週間ほど経過した頃…猫沢さん達は、寅次郎博士宅に、報告しに向かいました。「もう修復出来たのかい!?思ったより早いね!」「部下達の働きが、役に立ちました!」猫谷エンジニアは、ちょっぴり、どや顔です。その頃、役場では、村人達に説明する、新たに作り直された伝説の修正版を制作していました。 そこには、門田さんの姿が、昔、鬼伝説の絵本を制作した縁で、今回も協力しているのです。「神城UFO伝説」の絵本制作を依頼されています。門田さんは、楽しそうに、絵本の構想をノートに描いていました。カミシロ族は、なんとも可愛らしい、ユニークな姿。 長い手で、釣りをしたり、長い足で川渡りをしたり、高い木の実を二人で協力し収穫していたり、見つかった書物に描かれた、地球での生活の様子が、描かれています。問題は…金の採掘の場面…人間との交流の場面、どうやって表現すれば良いかと、考え込んでいました。「勧善懲悪なら、簡単なんだがなぁ…」役場の女性職員が、珈琲とケーキを、持ってきました。「あら!かわいい󾬆」反応は上々です。門田さんは、煮詰まった頭の中を休ませようと、モンブランケーキを頬張ります。「うまいな~」寅次郎博士と猫沢さん達は、千寿氏の自宅へ向かいます。玄関に立つ、猫沢さん達を見て、驚きます。「え?君達がいると言う事は、もう…?」「お待たせしました。修理完了です」[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)     

星を繋ぐ猫達 《第8章21 呼んでるベル》

暑い日がつづきます。熱中症対策はしてますか?この暑さです。水分補給の他に、塩分も補給しましょう。汗などで失われる、体のミネラルは、天然のお塩がおすすめです。その他に、梅干しや、お味噌汁も夏バテ防止に役立ちます。気を付けてお過ごしください。では、続きをお楽しみください。画像は、久しぶりの描き下ろしスケッチです。寅次郎博士です。(使用画材ボールペン)《第8章21  呼んでるベル》「[諦めようとした矢先、大きな問題が起きた。昔、人間に近い姿の者が、人間との合の子を誕生させていた事が判明する。大問題であったが、僅かな、つてを使い、合の子に望みを託した]………」「合の子!?」調査隊達は、一斉に、千寿氏を見ました。「わ、私は、違うよ!この子は、もう居ない…」千寿氏は、慌てます。「知ってるのか?」「知ってるが、もう地球には居ない…」「そうなのか…会ってみたかったな…」調査隊達は、少しガッカリした様子です。「…私は、偶然、知り合った、合の子の合の子である子孫から、手紙を受け取り、調査の為に、ここに越してきたんだ…」千寿氏は、ごまかします。 「そうだったのか…金塊に目が眩んだ人間達が、鬼伝説に仕立てて正当化させてしまったんだな…その人間達の子孫達が、ここに住んでいる…」調査隊のリーダーは、一瞬、考え込んでしまいました。「この村は、ほとんど、移住組で、昔から住んでいる人は少ない…それに、ほとんど真実を知らないだろう…」一緒に、話を聞いていた、神城村の村長が、静かに、話しかけます。「私も移住者です。父親の代で、この地にやってきました。父、未知太郎が、この村に移住してきた頃…限界集落になっていたと…昔は、金の採掘場として、相当、栄えていたが、採掘しつくして去っていった、当時、数軒しか残ってなかったと…父は、荒れた田畑を耕し、自給自足で暮らし、蕎麦屋を営み始めた頃から、移住者達が増え、今のようになったが、あの頃は、ひどい状態だったと聞いています…。開村をしたと言われる直系の子孫は…もう、3軒くらいしかない…」3軒のうちの1軒は、松方さんです。村長は、神楽未知太郎の息子。孫にあたる火水斗が、蕎麦の神楽屋を引き継ぎ、寅次郎博士は、未知太郎の意思を引き継いでいます。 「直系の子孫達は、彼等の事を、まことの鬼だと信じて生きてきた。彼等の先祖達が、最初に建てた、あの神社は…?あ!ちょっと席を外します」村長は、ハッと、何かを思い出したのか、神社に行くと言葉を残し、行ってしまいました。「今も…カミシロ族の生き残り達は、この地下シェルターにいる」千寿氏は、地面を指差しながら、「なぜ、反撃しなかったんだ?呪術がゆるんで地上に出た時に、人間達に復讐出来たんじゃ?」調査隊達は、口々に言います。「彼等には、私達のような、戦いや争いに価値を見出だしていない、既に意味のない事と知っている。救済の時を、信じて静かに待っているんだ…間もなく彼等は、星に還る。良かったら、一緒に見送ってくれないか?」調査隊達は、目を輝かせてうなずきました。千寿氏は、安堵の表情です。すると、蓬莱氏が…「さっき言ってた[橋渡しの民カミオン]は、どうなったんだ?」「最初の[橋渡しの民]は、記憶を取り戻せないまま、天寿をまっとうし、この世を去った…幸い、後任の仲間が彼等の救済の為に、水面下で動いている。蓬莱、あんたは、彼等を知ってるのか?」千寿氏は、不思議そうに訪ねました。「あぁ、研究所に一人いる」「!?」「私が、重度のUFOマニアと知って、突然「[橋渡しの民]を知らないか?仲間を探している」と、こっそり打ち明けてくれたんだが…私は、あいにく知らないし、仲間ではない。と答えたんだ…。この村に彼の仲間とやらが、いるのなら、そいつに知らせてやりたいんだが…?いいか?」 蓬莱氏は、スマホを取り出しました。「ちょっと待ってくれ!コンタクト可能か聞いてみる」千寿氏は、寅次郎博士に連絡を入れると、間もなく「コンタクト可能」との答えが返ってきました。その頃、寅次郎博士は、珍しい事は重なるものだな。と思いながら、大広間にいるイクサフィーゴ達に語りかけました。「…もしかして[橋渡しの民]達を、呼んでいるのは…君達なのか?」イクサフィーゴは、まばゆい光を放ちました。[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)     

星を繋ぐ猫達 《第8章⑳ カミシロ族の悲劇》

全国的に、記録な雨量、各地で起きました災害。被災地の方々の1日も早い復興を願います。画像は、2016年個展作品「宇宙怪猫ウィラード博士の陰謀」子猫探偵団、猫沢少年達は、恐ろしいカルカナルに立ち向かいます。何枚かシリーズとして製作しています。このシリーズを描きためて個展してみたいと、考えています。ポストカードやグッズなど、猫の額さんで購入できます。では、続きをお楽しみください。《第8章⑳ カミシロ族の悲劇》翌日千寿氏率いる調査隊一行は、蔵の中の物を、すっかり運び終えました。千寿氏は、最後に半分埋まっていた小さな祠を、掘り出し、きちんと設置し、猫沢さんから、ここの穴から、カミシロ族長達が現れた事を聞き、そのままにしておいたのです。「もうすぐです。待っててください…」そう告げると、族長が好きだったと言われている。ある老舗の包装紙にくるまれた、沢山の栗羊羮と、お酒を、祠の横の穴に供えました。「みんなで食べてください…」千寿氏と調査隊一行は、祠に手を合わせると、蔵を後にしたのです。村長宅の自宅倉庫に並べられた、カミシロ族の膨大な書物や道具。調査隊は、驚きを隠せません。「さて、彼等について詳しく説明しよう。正式な部族名は、カミシロ族、マゼラン星雲系列の惑星から来た生命体。300年以上前に、この地球にやってきました。彼等の目的は、地球にしかない鉱物の採掘です」「その鉱物とは?」「これです」千寿氏は、霧の箱に保管された鉱物を取り出しました。「金…!?」「純度の高い金塊が、この土地で沢山採れました。彼等は小さな居住基地を作り、ひっそりと採掘しながら過ごしていたのです。ところが、人間達に見つかってしまい、異形故に「鬼」と勘違いし迫害され、金塊を奪われ、人間達に村を乗っ取られてしまいました。これが神城村の真実です…」千寿氏は、役場の観光課が作った、鬼伝説のパンフレットを開きます。恐ろしい姿で描かれた鬼達は、カミシロ族です。「村の石碑や観光案内には、鬼達が村を襲い、一致団結して、封じ込めた事しか書いていなかったよな…」調査隊は、口々に言います。「それは、捏造された伝説…」「宇宙人なら、人間よりも優れた不思議な力くらいあっただろ?」「あった、だが、力の強い者達によって、呪術にかけられ、力を、封印されてしまったんだ…マゼラン星人達には、彼等の呪術が効いてしまったんだ…」神社のあちこちに貼られた、札の写真を見せます。「そんな事ってあるんだな…宇宙人は、私達よりも、もっと優れた力と文明を持っていると思っていた…」調査隊達は、始めて聞く、地球外生命体の話、意外な事実…「人間の中にも桁外れの者もいる…この星には、様々な宇宙や異世界から人の姿の肉体を借り、過ごしている者もいる。マゼラン星人達は、地球人に生まれてしまうと星に還れなくなる…あえて、人目につかないようにひっそりと暮らしていた。本来なら、100年位で還る予定だったんだろう…」千寿氏は、記録帳(滞在日誌)らしきものをパラパラとめくり、読み始めました。「みんな、これには、大切な事が書いてあるから、聞いて欲しい…改ざんされた部分にあたるエピソードだ。[ある日、瀕死の重症を負った、一人の人間が居住基地の近くに迷い混んできた。私達は、比較的、手足が人間に近い長さの者達を選び、人間を運び込み、手当てをした。助けた人間に「決して、私達の村の話はしないように」と、約束をして別れた…]これが、運命の分かれ道だったんだ…」調査隊達は、ゴクリと喉が…「[人間は、時々、私達の基地にやって来ては、お菓子や、野菜を持ってきたり、親好を深めようとしてきた…無下に扱うことは出来なかった私達は、長い手足を短く見せ、人間のふりをして、ごまかしていた…しかし、好奇心旺盛の人間は、何を勘違いをしたのか、無断で、居住基地にやってきては歩き回るようになり、とうとう、採掘現場を見つけられ…巨大な金塊と異形の私達を見て、悲鳴をあげて逃げ帰ってしまった…]」千寿氏は、始めて目にする彼等の記録に、思わず涙が溢れ出しました。先程、お供えした栗羊羮と、お酒は、その時の人間が、始めて、持ってきたものと同じだったのです…。好意として届けられた贈り物、族長は、快く受け取り、以来、気に入り、時々、人間の姿に近い者に、お願いし、ふもとの村に買いにいかせていたのです。「…[に、人間に見つかってしまった私達は…これ以上の滞在は危険と、帰還の支度をしていた時、大勢の人間達が、武器を片手に現れ…]」千寿氏は、言葉が詰まり、涙で、この先の、文字が読めなくなってしまいました…。「千寿、大丈夫か!?」彼は、先祖達の過去と対面し、大きなショックを受けていました。母親から聞いていた話よりも、悲しい過去…「…[人間達は、逃げ惑う私達を馬や牛で追いかけ回し…矢を放ち、火を放ち、次々と倒され金塊を奪い去っていった。生き残った者達はシェルターに避難し、宇宙船で脱出を試みたが、動かなかった…コントロールルームやエンジンルームが、破壊されていた…そこに、金が使われていたせいだろう。私達は、脱出を諦め、携帯用の通信端末で、救助信号を送った…星と何度かのやり取りの後、何年先は分からないが、必ず助けをよこす[橋渡しの民カミオン]を、待て、その後、通信機のエネルギーは、切れて使えなくなった]…と…」「橋渡し…!?なぁ、千寿、[橋渡しの民]ってなんなんだ?」蓬莱氏は、気になっていたのです。また、耳にした…と、言う表情です。「地球で言うところの、レスキュー隊だろう…[その後、私達は、数人の山伏姿の人間達によって、地中に閉じ込められた。たまに呪術が緩むと、私達は、地上に出て、交信を試みたが、繋がる事はなかった…]」「気の毒だな…」「[ようやく[橋渡しの民]らしき人間が、現れコンタクトを試みたが、人間として生まれた為に、記憶が戻っていない事が判明する…しかし、諦めずに交流を続けた。だが、地上に現れる回数が増え、村人に見つかり、再び、強い力で封じ込められてしまった…望みが絶たれた…]」「かわいそうだな…」カミシロ族の悲劇を知った、調査隊達は、悲しみの心を共有していました。 おとぎ話の中に隠された。宇宙人の存在…[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)     

星を繋ぐ猫達 《第8章⑲ 宇宙蕎麦》

更新してない間、私の住む地域では、水が断たれてしまい、大変な状況に見舞われました。水の大切さを、改めて感じました。では、続きをお楽しみください。画像は、個展作品「魔猫島」全体図です。お気に入りです。ポストカードは、猫の額さんにて、好評発売中です。右下にいるのは、カルカナルと戦った英雄ケイオス‐ハーオスです(現在の地球猫、アルハンゲルの、猫の星時代の姿)《第8章⑲ 宇宙蕎麦》神楽屋の個室では、千寿氏達が、舌鼓を打っていました。「本当に不思議だ…蕎麦を食っただけで、頭の中に宇宙が拡がる…なぜだろう…?」調査隊メンバー達は、拡がる宇宙空間を、思い浮かべながら、蕎麦を黙々とすすります。ふすまが、開きますと、作業着姿の寅次郎博士が、現れました。「!?」千寿氏は、目をパチクリさせています。「当店自慢の蕎麦の、お味は、いかがでしたか?」寅次郎博士は、ニコニコしながら、デザートを運んできたのです。「たいへん美味しかったです!」調査隊達の表情は、満足げです。「それは良かった、こちらは、村で採れた、栗の渋皮煮と羊羮です」「あなたは?」「私は、ここで雇われています、蕎麦職人です」「あ、あの蕎麦は、あなたが作られたんですか?」調査隊達は、蕎麦を作った本人に会えた事に、大喜びです。「はい」千寿氏は、寅次郎博士の事を、村の診療所の医師だと思っていたものですから…もうひとつの顔を見て、驚いているのです。「では、ごゆっくりしてってください。失礼いたします」寅次郎博士は、一礼すると退室していきました。[橋渡しの民]として、偵察に来たのです。最初は千寿氏に「一緒に夕食を…」と、誘われていたのですが、うっかり、今後の計画を、口滑らせてしまいそうな、おっちょこちょいな自分に、ストップをかけていたのです。あくまでも、今は[村人A]なのですから…事の成り行きを、全て村長に託してあるのです。「寅ちゃんも、千寿さん達と一緒に、メシ食ってけば良いのに?」店主の火水斗が、言葉をかけます。「いやいや、今後の事を考えると、仲良くしすぎてしまうのは、あまり良くないだろ。村人達の目もある」神楽屋の、まかないテーブルに座る寅次郎博士を、他の従業員達が、珍しいものを見るような目で見ています。 いつもは、診療所兼、製麺所である自宅で、猫達と一緒に食事をする寅次郎博士…実に、久しぶりの、店での、まかないなのです。食べ終わると、帰り支度をする、寅次郎博士に、火水斗は、「寅ちゃんも、たまには、こっちで一緒に食べなよ」「そうだな…そうさせてもらうよ」「あ、そうそう、これ、今日、お客さんからの礼状に、こんなのが入ってたんだ、多分、じぃさんの関係だと思う。なんて書いてあるんだ?」渡された一筆箋には、宇宙言語らしき文字が、書かれていました。「珍しいな、これは…応答のサインだ。嬉しいね」「応答?」「ああ、今、ここでは詳しく話せないが、追々教えるよ」博士は、微笑みながら、店を後にしました。寅次郎博士の打つ蕎麦には、一体、どんな秘密が隠されているのか…?神城村の名物、通称[宇宙蕎麦] 遠路はるばる、食べにやってくる人々は数知れず。先代の神楽未知太郎、亡き後、二代目を受け継いだ、風天寅次郎(かざまとらじろう)多くの謎に包まれた[橋渡しの民]彼等の任務は、水面下で静かに動いています。[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)    

星を繋ぐ猫達 《第8章 神城鬼伝説解体》

暑い日が続きますね。地震や水の被害も相次いでいます。皆様もお気をつけ下さい。では、続きをお楽しみください。画像は、個展作品「魔猫島」より、子猫探偵団《第8章⑱ 神城鬼伝説解体》翌日…神城村の神社の蔵では、千寿氏の案内で、調査隊が到着していました。立入禁止の紐を潜り抜けると、一瞬にして空気が変わりました。調査仲間が、変化に驚くと…「安心してくれ。警戒されている訳じゃない。歓迎されてるんだ」千寿氏は、壊れた鍵の回りにグルグルに巻かれたロープを、丁寧にほどきます。「彼らは、皆に[恐ろしい鬼]ではない事を証明してくれる事を望んでいる。そして故郷に還れる日を待っている」「い、いいのか?宇宙人て事をバラしちまって?」調査メンバーの内海氏は、少々不安げな表情です。「いいさ、今更、妖怪も、宇宙人も対して変わらないよ。鬼として地中に縛り付けられる意味を解き放ちたいんだ…この蔵にある書物や道具を公表する」「そんな事して、大丈夫なのか…?変な輩がきて荒らしにくるぞ?」「大丈夫さ、村人以外の人間が来ても、ただの村起こしにしか見えないよ。今まで[鬼伝説の里]として、観光スポットとして機能していたのが、[UFO伝説の里]になるだけだよ。役場が、準備してくれている」千寿氏は、先祖達が受けた、長い苦しみを解放したい、その一心なのです。「分かった、千寿、おまえ…一体、何者なんだ?学生時代から変わったヤツだと思ってたけど…?」「君達と変わらない、ただのUFOマニアだよ」細身で長身のひょうひょうとした風貌の千寿氏、ちょっと手足が長くて、天然パーマ、眼鏡越しに見える、優しい眼差しは、不思議な雰囲気を醸し出していましたが、地球人として、なんら変わりません。調査隊達は、ライトに照らされた蔵の中を、丹念に調べ始めました。境内の物陰に、人影が…松方さんです。まさか、今の話を聞かれていたのでは?心配はいりません。さっき、空間が変化した時に、猫沢さんが、設置した機械が作動し、特殊な周波数を発している為、彼らの話は聞こえません。 「あいつら…蔵に入っていきやがった…今に襲われて喰われて死んでしまうぞ…」なんと、心配していたのです。 「松方さん…申しにくいのですが、私には邪気は感じません…」隣にいた、がたいの良い行者姿の男性と弟子であろう男達が三人、蔵を見つめていました。「西園寺先生、何も、感じないんですか?」「確かに、あの蔵には、何かの気配を感じるが…あなたが思うほど邪悪ではない…再び封じる必要があるのか疑問です…」「え!え!ど、どう言う事ですか?大昔、あなたの師匠達が、強力に封じ込めたと言うのに…!?」松方さんは、驚くばかり、「確かに、先代の師匠達がここに来た頃は、怨念や執念や魑魅魍魎のような邪気が溢れ…封じるのが大変だった、私も若い頃、手伝ったから覚えている…。だが、大半は、あの時に、徐霊し浄化されている、今は、精霊のような繊細な魂が漂っているだけだ…松方さん、安心なさい、彼等は、すっかり成仏している。昔かけた、呪詛を解きましょう」拝み屋の先生は、当時の記録帖を頼りに、お札を丁寧に剥がし、解除の呪文を呟きながら、左回りに神社の周りを、数回歩きました。「これでよし、これからは、御輿が練り歩く時は、右ではなく、左回りで廻ってください。もう、村が、襲われる事はない。では、帰らせていただきます。今回の鑑定料はいりません。私達は、名物の蕎麦を食べに観光で来た。そう言う事でチャラにしましょう」行者姿の男性は、弟子達を連れ、車に乗り込み行っていってしまいました。一人残された、松方さんは、まるで狐にでも、つままれたような表情で立ち尽くしていました。「一体…どうなってるんだ…?」彼は、しばらく呆然とした後、ハッとし、急いで、どこかに、向かいました。蔵の中では、古い書物を丁寧に広げては、驚いていました。村の歴史の他に、見た事もない惑星の、文明書物もあるのですから…「千寿…これは一体なんだ?」メンバーの蓬莱氏が、布に覆われた、何かに気づきました。「神輿だよ」「神輿…?」千寿氏は、布を外します。楕円形の金属のオブジェのような物体が出てきました。埃を軽く払うと、美しく光ります。「祈りの神輿、故郷に還りたいと願い、呪術が緩む、夏至と冬至に、宇宙に向けて、発信した通信機だよ」「通信機…」「さ、早く運び出そう。この中には、貴重な鉱物もある…」千寿氏と調査隊メンバーは、黙々と、書物や道具を、車の荷台に詰め込むと、村長の自宅の倉庫に運びます。今後、窃盗などに会わぬよう、厳重に保管する為です。昼時、相変わらず「神楽屋」は、行列が絶えません。その中には、先程の、行者達が居ました。「西園寺師匠、私達に食べさせたい。と言っていた蕎麦と言うのは、ここなのですか…?どんな蕎麦なんですか?」「私が先代の弟子時代に師匠達と食べた蕎麦だ。なんでもいいから一度食べてみろ」根気よく並んで、ようやく席に着き、今か今かと、待っています。「天ざる、ざる二段、ざる三段、山菜そば、やまかけそば、のお客様、お待たせしました。ご注文は以上でよろしいですか?あ…!」配膳カートをひいてきた、サリーが、行者達一行を見て、一瞬、手を止めました。「お、お久しぶりです…先生!」「…はて、どこかでお会いしましたかね?」「あ!い、いえ、私の人違いです。恩師に似ていたものですから…失礼します!」サリーは、慌てて、厨房に戻りました。「どした?サリー?」慌てるサリーの視線の向こうを見ると…?「ん?あれは、松方さんが、呼んだ拝み屋のようだな?」「え?」「親父からの知らせだと、さっき、自宅に訪ねてきて「封印の必要はない。安心してください」と、報告して帰っていったそうだ」「そうだったんですか…」「ところで、あの人達と知り合いなのか?」「私が山に籠ってた頃の、お師匠なんです。さっき、思わず、挨拶してしまって…」「ふーん」「あの人達は、今の私の姿を知りません!それを思い出して「人違いです!」って謝ってきたんです!もービックリしました…」顔を真っ赤にする、サリーを見て、納得しました。「あぁ!そうか!勇人じゃないもんな!」火水斗(ひみと)は、ケタケタと笑いました。「店長!裏口に松方さんが来てます!」「え?わかった、今いく」火水斗は、調理の手を止め、他の従業員に交代すると、裏口に向かいました。「松方さん、どうなさったんですか?こんなところから…?」松方さんは、申し訳なさそうな表情で…そっと封筒を渡すと、そそくさと帰っていってしまいました。火水斗は、サリーに耳打ちしました。「勇人、会計の時、先生達のお代は、いただかなくていいからな」「本名で呼ばないでください!お代を貰わないって、どうしてですか?」「松方さんが、払ってくれたんだよ」「…分かりました」サリーは、すぐさま配膳業務に戻りました。かつて、修行時代に、世話になった師匠や仲間たち、だけども、もう、サリーには、再会を懐かしむ事は、出来ません…。会計のレジに立つ、彼等に、サリーは、代金の事情を話すと、承知したのか、お互い、深く頭を下げ、礼をました。そして、西園寺師匠は「これを店主に渡してください。美味しかった、お礼です。勇人くん、ご馳走さま」と、小さな封筒を渡しました。なんと、見抜いていたのです。美しく変貌した、かつての弟子の姿を…「美味しかった。まるで美しい宇宙空間に包まれているような、素晴らしい蕎麦だった」と、喜ぶ師匠と元仲間達を、サリーは、見送りました。 蔵から、半分ほどの荷物を運び出し終えた頃、すっかり、日が暮れています。千寿氏は、刺さるような空気が、穏やかになってる事に気づきました。千寿氏は、不思議に思いながら、壊れた鍵を新しいものに付け替え、車に乗り込みます。村長の自宅倉庫での、調査作業が待っています。仲間達も、調査に、胸躍ります。村長からの、メールを見た千寿氏は、皆に伝えます。「みんな、夕飯は、村長の息子さんの店だそうだ。荷物を運んで、宿で、ひとっ風呂浴びてから行こうや」仲間達は、笑顔です。その頃、寅次郎博士は、イクサフィーゴの培養ケースから取り出した、キーパーツを磨いていました。「あ、千寿さんからメールだ…なるほど、そりゃ良かった!」ふと、顔がゆるむと、上着を着込み、出掛けていきました。[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)    

星を繋ぐ猫達 《第8章⑰ カルカナルの罠》

先週の寒さが、嘘のように、暑い今日この頃です。続きを、お楽しみください。画像は、今年の個展の新作「魔猫島(まびょうじま)」カンタスカラーナのカルカナル時代の終わりに、断末魔のごとく、猛威を奮った、悪の科学者ウィラード博士です。(密かに、お気に入り作品です。ポストカードは、猫の額さんで購入出来ますよ)《第8章⑰ カルカナルの罠》猫達は、母船ごと、例の海域を目指します。作者は、最後のイクサフィーゴが見つかるかもしれない。と言う知らせに、嬉しく思う反面、切ない気持ちになっていました。任務が終われば、彼等は星に還る…。良い事だと…言い聞かせながら…この、猫の星と地球との繋がりは、謎に満ちています。あの海域は、作者が幼い頃からテレビのミステリー特集で、何度も紹介されていた場所…猫庭博士が、その場所を[安全な場所]と、言う意味は、一体、どういう事なのか…?理解の範疇を越える出来事に付いていけない作者が、一人、置き去りにされていました。物語は、2015年の冬の入り口、カルカナルの力により、作者と、深く繋がっていた、先客の猫型生命体との、コンタクトコードが1つ外されてしまいました。もう1つの、カンタスカラーナ星人とのコードは、かろうじて繋がった状態…作者が、その異変に気づくのは、もう少し先の話になります…。その頃、寅次郎博士の屋敷では?三人は、応接間に戻ると、昨日の祭りの、お供えの、お下がりのお菓子を広げ、作戦会議という雑談をしていました。なかなか、集まる事が出来ない3人、会話が弾みます。「私…昔は、全く、無頓着だったんですよねー…家にいる時は、BGMがわりにTVをつけ、流れる情報を敏感にキャッチして、流行に乗り遅れないよう必死だったし、コンビニ弁当レンチンして、5分でサササッて食べて、炭酸飲料で流し込む…それが、ごく普通だと思っていました…」サリーは、かつての自分の食の価値観が、一般的だと思っていたのです。「げ!炭酸飲料で飯食うのか!?きもちわりぃな?ま、まぁ…それがな、あんたにとっちゃ「普通」なんだろな…」門田さんは、ドン引きです。「普通でした。食事なんて、どれもお腹に入れば一緒だし、美味しければ何でもいいって…菓子パンや、お菓子を食事にしていた頃もありますし…あの頃、かなり、荒んでて、そんな事ばかり続けてたら、どんどん、試合に負けちゃって…」彼女は、男性時代は格闘家でした。美しい容姿の彼女を見ていると、想像できませんが、最初は、男性として生まれ、後に女性として生きているのです。「ったりめぃだ。知らず知らずに酷使した分、この柔なホログラムボディは、すぐにボロボロになっちまうんだよ!」門田さんは、目くじらを立てます。「で、ちゃんと管理されたジムに所属して、1からやり直したら、元気になりました!」彼女は、スマホに入っている、チャンピオンベルトと、たくましい姿の画像を、自慢気に見せました。「よ、良かったじゃないか」門田さんは、あまりのギャップに驚きながらも、現在の、健康的な彼女の表情をみて、安堵しました。「この世界は、真逆さ、カルカナルが造り上げた、ルーティーンの枠組みのベルトコンベアを、人間達は、疑う事なく受け入れる。そして、心体劣化は加速する。カルカナル達にとって、劣化から生み出されたエネルギーは、最上級の食料になる…人間達にとって最悪な状態は、カルカナルにとっては最高な状態。そして、人間達も、カルカナルと同じ事をしている事に、気づかされていないんだよ…」寅次郎博士は、そう話すと、静かに、お茶をすすり、村一番の饅頭をひとつ頬張りました。「私もな、脂肪肝の鴨やガチョウ、油の乗った脚気の牛を、うまいうまいと喰ってた。確かにうまいよ…だがな…」門田さんは、巨匠と言われ始めた頃、高級接待を受けた時の食事を思い出していました。本当に、本当に、頬が落ちるほど、美味しかったのです。ですが、脂を美しく均等にちりばめた、舌で溶けるような肉を造る為に、小さな檻に入れ運動不足にして育てられたり、必要以上の食糧を与え不健康に造られた、動物達の事を知って以来、なんとも言えない気持ちになりました。「カルカナルも、地球人に対して、同じ感覚さ…均等にカルカナルの食糧エネルギーを、造る為には、人間のミトコンドリアデータを破壊するプログラムを入れた食事を与え、ボディを欠損させた上に、様々な薬品を使い、さらに動けないようにする事で、ストーンブロックの蓄積を増やすんだ。生み出されたエネルギーは、最上級と言われている…いわゆる超健康体と呼ばれる人間のエネルギーは、まずくて食えないのさ」「恐ろしいな…」門田さんは、震えます。「ミトコンドリア破壊プログラムを、自ら、人間達に、体に良いもの、害のない物と信じこませて、造らせれば、何も疑いもなく使う」「確かに…」「最初に教え込まされた嘘が、真であり、正しいと教えられた彼等は、それらに異を唱える少数の者達に対して、排除プログラムが働き、猛攻撃を仕掛ける仕組みが出来ている。カルカナル達の技術は、優れている故に歯止めが効かない…」寅次郎博士は、過去の星で、カルカナル達の悪行三昧を目の当たりにしてきました。もちろん、橋渡しメンバーである、この二人も、カルカナル達を相手に任務をこなしてきましたが、経験値が一番高いのが、寅次郎博士です。イクサフィーゴと言う、謎の回遊知的生命体と行動を共にする彼は、橋渡しのメンバーの中でも、一目置かれる存在であり、カルカナルの、あらゆる手の内を知る者なのです。「と、言うことは…人間達に、元気になってもらっては困るんですね…どこかしら調子悪いのが、当たり前で普通…??」サリーは、昔の自分が、彼等にとって好都合だったのかと思うと、ゾッとしました。「ミトコンドリア破壊プログラムは、時限爆弾並みだ。私達の体の中にも蓄積されている。一定量を、越えたら発動するから気を付けるんだよ」寅次郎博士は、避ける物質一覧を渡しました。この中に、破壊プログラムが組み込まれているのです。作者も、後から、猫沢さんを介して受け取りました。何気に普通に、口にしている事に、驚くばかりです…。三人は、今後の任務を、深く話し合いました。どんな計画をしているのかは、シークレット。作者にもです…作者は、あくまでも、猫沢さん達の記録係です。[橋渡しの民]にとって部外者なのです。「さてと、もう、こんな時間か…猫達に、ご飯をあげなくては…」寅次郎博士の横に、静かに、たたずむアルハンゲルに気づくと、そそくさと席を立ちました。「おっと、私もハチ公の散歩いきゃな、じゃ、またな。マゼラン人達の事、進展したら教えてくれぇ」「私、千寿さんちの隣ですから、何か変わった事があったら報告しますね。失礼しまーす!」二人は、にこやかに自宅へと向かいました。見送る、寅次郎博士のそばには、屋敷猫達が、催促をしています。「はいはいはい、今、準備するからね」博士は、屋敷の中に、せつかれるように戻っていきました。[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)      

星を繋ぐ猫達 《第8章⑯ ナーダの谷底》

気温の差が激しいですね。体調管理に気を付けてお過ごしください。では、お楽しみください。画像は、カンタスカラーナにいる、イクサフィーゴ(養殖)です。カルカナル復活の危機に直面中、再び侵略されないよう、頑張っています。ちなみに寅次郎博士が、連れているイクサフィーゴ達は、天然です。《第8章⑯ ナーダの谷底》屋敷を後にした、猫沢さん達は、母船に急いで帰還し、食堂のテーブルに資料を広げました。休憩中の、猫庭博士が、何事か?と眺めていると、猫沢さん達は、何やら調べ始めています。「慌てて、どうしたんですか?」「最後のイクサフィーゴが、見つかるかもしれない。皆を呼んできてくれませんか?」「はい!」猫庭博士は、すぐに通信機に向かいました。作者の部屋で、ゴロゴロくつろいでいる、メンバー達が、 耳をピンと立ててます。「どうしたんですか?」 スケッチブックを、片手に持った作者が、猫達の動きに、驚いています。「何かあったようです」猫達は、ニャンタープライズ号に駆け込んでいきました。外で調査していた猫達も、続々と戻ってきます。食堂に、集まった、メンバー達は、猫沢さんの顔を、ジッと見つめます。「全員、揃ったようですね」猫達は、何事かと神妙な面持ちです。「皆さん聞いてください。いくら探しても見つからなかった、イクサヒィーゴが、見つかるかもしれません」猫達が、どよめきました。一体目は、猫沢さんが地球に到着してすぐに発見され、一度、猫の星に送られ、再び地球に戻ってきました。二体目と三体目は、寅次郎博士と出会って、すぐに発見され、最後の四体目は、どこをどう探しても見つからない。猫達は、ほとほと疲れていたのです。中には、四体目は、地球上にはなくて、別の星に不時着したのでは?と、考える者までいるくらい、全く見つからないのです…「それは…テラにあるのですか?」「まだ分かりません。目撃情報によると、探知機が感知できない場所に、あるかもしれないとの事です…」猫沢さんは、千寿氏から、預かった資料を広げました。「!!」猫達は、一斉に覗き込みみます。海面にボンヤリと漂う、魚の形…イクサフィーゴとよく似ています。幼い頃からイクサフィーゴ達と親交があったチャット博士が、食い入るように見つめています。「どうですか?チャット博士?」「この形…もしかしたら、もしかしたらです…」チャット博士は、目を輝かせました。「しかし、なぜ?テラの海域なら、見つける事が出来たはずなのに…?」猫達は、首をかしげました。「これはバミューダ海域と言う場所です。テラにも、時空の歪んだ場所が点在し、この場所は、磁場変動が多く、物質の存在が曖昧になるのです。カンタスカラーナで言うと…ナーダの谷底のような…そんな場所です」「ナーダの谷底…なるほど…」猫達は、表情を曇らせました。ナーダの谷底は、猫達を近づけない秘境と言われています。「調査には、細心の注意が必要です…」すると、猫庭博士が、「ナーダの谷底は、安全です。[シェルター深き森]への侵入を防ぐ為に造られた、人工物です」「なんだって󾬆あの谷底は人工物だって?」猫沢さんは、ビックリしました。幼い頃、猫沢さんは、猫庭少年達と、よく、谷底付近を秘密基地にして遊んでいました。ですが、谷底の中は、怖くて、絶対近寄らなかったのです。入ったら戻れないと、猫庭博士の祖父、猫庭十三郎博士に言われていたのですから…「はい、詳しくはお話出来ませんが、過去に、私達の祖先は、カルカナルから身を守るために造りました。星に還っても、その事は、内緒にしてくださいね」何故か、にこやかに話す、猫庭博士に驚きを隠せません。「テラに存在する、この場所、私も一度、単独調査へ行きましたが、イクサフィーゴは見つかりませんでした。もしかしたら、時空のトンネルに潜んでいるのかもしれませんね」時空が歪んでいる事は、本当のようです。猫庭博士は、不思議と笑顔。彼にとって、この場所は、他の猫達とは全く違う反応なのです。ナーダの谷底と、バミューダ海域…彼は、そこで何かに気づいているのでしょう。「猫庭博士、いつの間に?」「この場所は、安全です。早速、イクサフィーゴを探しに行きましょう!」魔の三角地帯、バミューダトライアングル…謎は、深まるばかりです。[つづく] (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)