星を繋ぐ猫達《 第4章 テラビトサンプル1号観察記録 2014年⑥ まとめ》

今年2月末に仕込んだ、手作り味噌(五キロ)が、みいうすぐ出来上がります󾠓生きている味噌、愛着が湧いてきます󾠓

画像は、2014年個展作品[幻想の魚の秘密] 《山頂晴れて》初期作品です。まだ、ストーリーの骨組みがで来はじめた頃の、初々しい猫沢博士です。2013年制作

使用画材 三菱ユニポスカ コピック

では、続きをお楽しみ下さい。

《星を繋ぐ猫達 第4章 テラビトサンプル1号観察記録 2014年⑥ まとめ》

サンプル1号は、 塩、醤油、味噌と、身近な調味料の見直した事により、レベルアップした。

しかし、長年、コンビニ弁当や、インスタントやレトルト加工食品 を常食し、フッ素加工鍋や、電子レンジ(マイクロ波)使用に関して、何ら疑問を持たず 、頑なに塩分を嫌い、糖分を喜び摂取してきた体は、並大抵の漬物石(遮断石) の蓄積量ではなかった…。

その結果として、サンプル1号の、心体を蝕んだ漬物石の影響は凄まじいものであり、脳神経伝達を阻害し自律神経が乱れ、内臓の働きが狂い、激しい胃痛と逆流性食道炎を患い、新陳代謝がうまく働かず血行不良、毒素や老廃物が溜まり、体内に、にごった海水のような血液を巡らせていたのだ。 

結果、慢性的疲労が取れず、ボンヤリと過ごす日々を送り、記憶力も衰え始め、年齢のせいだと諦めていたのだ。

ところがどうだ、第一段階で、砂糖の恐ろしさを学び、各種様々な加工食品の実態を知り、野菜や野草の力を学ぶと、スポンジのように吸収していく

そして、徐々に漬物石は除去されていった。

取り戻した感覚に、驚くサンプル1号は、まるで赤子から幼児へと成長するような勢いであった。

余談だが、もうひとつ、漬物石の影響を受けやすい器官がある。[松果体]と言う、眼球とよく似た小さな水晶体が頭の中にある。ここに支障が出ると、サンプル1号は、私達とコンタクトを取れなくなってしまう。  

昨今のテラビト達の多くは、この器官の石炭化が進み、回りを漬物石(遮断石)が、取り囲み、本来、備わっていたテラビトのエネルギーを、奪い続けている事を、テラビト達は知るよしもない… 
あえて、知らされていないのだ。

そして、私達の星に大きな影響を与えているのが現状だ…

その話は、置いておいて、サンプル1号の体を張った、数々の実験により、物理的な漬物石除去方法が、明確になってきた。

これは、基礎中の基礎に過ぎない、テラビト固体ごとに性質が異なる為、違いが出てくるであろう。

そして、2014年の秋、ある人物によって、なぜ、テラビト達が、このような過酷な現象を、体験させられているのか、謎が1つ解けたのだ。

現在のテラに、かつて、私達の星を救った科学者猫が、テラビトとして生まれ変わり、小さな山里の町医者として生きている。

彼は、教えてくれたのだ。

「これから地球は、新たな成長期を迎える、私は、地球生命体達と共に歩み、地球人達の意識の成長を促し見守る為に派遣された[橋渡しの民]だ」

と、そして、彼は、かつて私達の星を襲った存在が、テラに存在している事を教えてくれた。

そう、カルカナルだ。

テラビト達に、伝えておこう。カルカナルは、強力な磁場を放ち、テラビト達を支配している。

自ら蓄積させた漬物石を、自力で除去し、彼等が放つ、幻覚や幻聴を見破り、本来の力を思い出してほしい。

現在、実験台として記録を取っている、サンプル1号の漬物石でさえも、完全除去には至っていない。

課題は、山積みである。

またの観察記録の報告を、楽しみにしてくれたまえ。

猫沢 空

[第4章 おわり]

次回は、第5章に突入です。

2016年6月24日から7月6日の2週間、東京 高円寺、猫の額さんにて行われました個展が、無事に終了しました。

また、来年の同じ時期に、猫の額さんにて個展開催が決定しました󾬄よろしくお願いいたします󾠓

(※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。

東京.高円寺[猫の額]さんでの個展とブログ小説の連動型で、お楽しみいただけます。


猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)

※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)

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個展連動SF猫物語[幻想の魚の秘密]シリーズ

東京 高円寺 猫雑貨&ぎゃらりー猫の額さんで、展開している。オリジナルSF猫物語を更新しています。

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