星を繋ぐ猫達《第4章 テラビトサンプル1号観察記録 2014年夏から!①》
いよいよ、今月末達高円寺 猫の額さんにて、個展開催です。準備も着々とすすんでおりますよ。
そして、久々の更新です。お待たせいたしました。食の編再開です。例によって、前回同様、この作品の作者であるサンプル1号を、猫沢さん目線で観察した記録を元に、綴られています。
猫沢さんが新たに入手した資料と合わせ再編集
し、お届けします。
画像は、猫沢さん達です。
では、お楽しみください。
《第4章 テラビトサンプル1号観察記録 2014年夏から!①》
これは、私、猫沢が、まとめあげた、テラビトサンプル1号の観察記録である。
サンプル1号が、漬物石(遮断石)を除去する為、2013年の秋から、食生活を見直し初めて一年が経とうとしている、現在、2014年の夏、サンプル1号は、それまでの間に、実行した事は、インスタント食品やレトルト食品を減らし、野菜や穀物類摂取を増やした。電子レンジの使用を止めガスの使用をメインにした。やむおえない場合につき、加工食品を使用し、ストレスを溜めないように過ごしている。レンジで温めていたレトルトを、湯煎する等して、極力、レンジの使用を控えているのだ。
レンジ使用を止めたのは、私のアドバイスだ。私は、かねがね、テラビト達が、マイクロ波を食品に照射している事に疑問を抱いているのだ。見た目には、さほど変化はないが、中身は、食品の細胞を高速で振動させ熱を発して温めるのだ。細胞を破壊して粉々にしている。見た目には全く、それらを感じさせない。なにせ細胞レベルだ。分かりっこない…。
しかし、私の持っている周波数測定器で計ると、数値が劇的に低下し、もはや生命力のない空っぽの食品の形をした物体になってしまっているのだ。言葉は悪いが、私から言わせれば、食べ物の屍だ。
そのせいだろう。
「見た目に変化はないし、味も変わらないし美味しい。すぐ温まるし何よりも便利で早い!だから体にはなんら影響はない、考えすぎだよ」と、サンプル1号は反論したが、実験と称して、あえてレンジの使用を止めて貰ったのだ。
電子レンジによる、マイクロ波で、細胞が破壊された食品には、副産物として、同時に漬物石(遮断石)を増加させる物質も産み出され、テラビト達の機能に影響を与える。
この国のテラビト達は、その事を知らないのだ…
知るよしもないのは当然である。そのように教えられていないのだから、いた仕方ない。
同時に、周波数の変化を察知する事が出来なくなっているのだ。私達の星では、周波数を関知する能力は、テラビトの数倍だったと言う事を、随分と後から気づいた。しかし、同時に、テラビト達も元々は、私達と同じくらいの能力はあったとも思える文献や遺跡等から推測出来た。
現在のテラビト達は、身体中に漬物石(遮断石)を蓄積し、その力を失ってしまったのだ…。
漬物石蓄積の原因は、さきにあげたマイクロ波の機械だけではない、複合的で複雑である。まるで絡まった糸のように、確たる原因にたどり着けないほど巧妙なのだ…一体、 何の為にテラビト達を、このようにしてしまったのだろうか…?
私達の星カンタスカラーナの過去の記録を重ね合わせながら、引き続き、テラビトサンプル1号を観察していこうと思う。
[つづく]
(※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。
早いもので、この物語も三作目を迎えます。この物語は、猫の星カンタスカラーナと地球を巡る、壮大なスケールでお送りするSF猫物語です。
そんな楽しい猫の星の世界観第二弾を、今年も東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表。昨年、2015年6月に開催いたしました(^O^)
2016年の6月24日(金)~7月6日(水)幻想の魚の秘密・第3弾[虚空舞上-そらたかくまいあがれ-]を開催。会場は、同じく、猫の額さんです。お楽しみです。
在廊予定が決まり次第、お知らせします。
猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)
※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)
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